責任分界点とは?
責任分界点とは、電力会社と需要家の責任範囲の線引きのポイントです。
高圧受電の需要家であれば、主にPASの一次側接続点となります。地中化されている場所などでは、この限りではありません。
低圧受電の需要家であれば、引込線の取付点です。
一般的に電力会社の電柱から家屋に電線が引き込まれています。それの家屋側の取付点を指しています。一般家庭は、これに含まれます。
責任分界点を境目に、責任及び資産が分かれます。引込線は電力会社の資産となり、断線などの場合は電力会社にて修繕されます。逆に責任分界点以降は需要家の責任及び資産となり、何かあれば需要家にて修繕する必要があります。
しかし計器用変成器(VCT)、電力量計、サービスブレーカー(リミッター)などは、責任分界点より需要家側に設置されていますが、電力会社の資産となります。
責任分界点の「分界」の部分は、「分解」と間違えないように注意しましょう。「分界」とは「境目をつけて分けること」の意味があります。
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