どうもじんでんです。電気主任技術者など電気設備の保守点検業務をしていると、様々な配電盤や分電盤のカギに遭遇します。よく目にするものから、特殊な物まで数多くのカギがあります。
電気設備のカギの多くは共通キーとなっており、種類が合えばどれでもカギを開けることができます。多くの方は自前でカギを持って点検しているのではないでしょうか。特殊な物は借用しているかもしれませんが、緊急時などは自前で持っておくと便利です。
ここでは、電気設備に使われている代表的なカギを紹介します。
カギの種類一覧
キュービクル、配電盤、分電盤、発電機に使われる代表的なカギを紹介します。私の経験上での物なので、ここに含まれていない物もあるかと思いますがご了承下さい。
タキゲン No.0200
タキゲンのNo.0200は、いわゆる200番と呼ばれるカギです。キュービクルから分電盤まで、電気設備で多岐にわたって使用されているカギですね。必ず持っておきたいカギの1つです。
最も使用頻度が高いので、私の使用頻度では3年程度で折れて使えなくなります。定期的に交換すると良いでしょう。
タキゲン No.500
タキゲンのNo.500は、500番と呼ばれるカギです。たまにキュービクルのカギに使用されています。
キュービクルを扱う人は、念の為に持っておきたいカギですね。
タキゲン No.2001
タキゲンのNo.2001は、キュービクルや分電盤で使用されるカギです。
官公庁の施設で見かけることが多いです。
タキゲン No.030
タキゲンのNo.030は、分電盤やEPSで使用されるカギです。
ビルなどで見かけることが多いです。
タキゲン No.0061
タキゲンのNo.0061は、引込盤や分電盤、EPSで使用されるカギです。
低圧需要家の引込盤で見かけることが多いです。
タキゲン A-121-H
タキゲンのA-121-Hは、引込盤や分電盤、EPSで使用されるカギです。
低圧需要家の引込盤で見かけることが多いです。
タキゲン A-172-H
タキゲンのA-172-Hは、キュービクルや分電盤、非常用発電機で使用されるカギです。
多岐に使用されますが、特に非常用発電機で見かけることが多いです。
タキゲン A-316-2-H
タキゲンのA-316-2-Hは、キュービクルや分電盤、非常発電機で使用されるカギです。
多岐に使用されますが、特に非常用発電機で見かけることが多いです。
タキゲン A-312-1-H
タキゲンのA-312-1-Hは、キュービクルや分電盤、非常発電機で使用されるカギです。
多岐に使用されますが、特に非常用発電機で見かけることが多いです。
パナソニック K型
パナソニックのK形は、キュービクルで使用されるカギです。
あまり見かけることは少ないですが、ナショナル製のキュービクルで使用されていることがあります。
便利アイテム 盤用マルチキー
紹介した通り、電気設備に使用されるカギは多くの種類があります。
様々な現場で仕事する方は、多くのカギを保有しています。カギが多いと探すのも大変だし、収納も困ります。私もできる限りコンパクト携帯したいですが、カギは場所をとり困っていました。
そんな時に見つけたのが、ジェフコムの盤用マルチキーシリーズです。
盤用マルチキーは、複数のカギをマルチツールの様にひとまとめにした製品です。対応しているカギの違いで、バリエーションがあります。
紹介した全てのカギに対応する訳ではありませんが、どれもよく使用されるカギなので、主要なカギをコンパクトに携帯できます。
多くのカギを携帯する場所と探す手間を省いてくれます。
盤用マルチキーの種類や違いについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
自分が必要とするカギを備えている盤用マルチキーを選んでください。
まとめ
- 電気設備のカギはたくさんある
- 用途で使われるカギの傾向がある
- カギをコンパクトにするなら盤用マルチキーがおすすめ
紹介した通り、電気設備のカギはたくさんあります。仕事をする内に、必要なカギが増えていくでしょう。
ここで紹介したものは、私自身の経験で使用頻度が高いものです。
忘れているものもあるかもしれません。こんなカギもあるよとか情報があれば、コメント欄へ記載下さい。
この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。
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