どうもじんでんです。皆さんペンドラって使ってますか?ペンドラとは、ペン型ドライバーやペンドライバー、スティックドライバーと呼ばれる電動工具です。
最近の現場では、多くの人が腰道具にぶら下げていますよね。私ももちろん使用しています。
ペンドラといえば、マキタのものをよく見かけます。でも電動工具メーカーは他にもあり、様々なペンドラが存在します。どれも同じペンドラかと思いきや、実はそれぞれ特徴があります。どれが良いのか悩むところですよね。
数ある電動工具メーカーの中から、今回紹介するのはHiKOKIのペンドラです。正直、HiKOKIの製品はこれが初めてです。
実際に電気工事などでペンドラを使ってきた経験も元に、他のメーカーのマキタやパナソニックとの違いを中心に紹介します。
インパクトドライバーのおすすめについては、こちらの記事で解説しています。
ハイコーキの7.2VコードレスインパクトドライバWH7DL
皆さんHiKOKIってメーカーはご存じですか?
HiKOKIは、昔は日立工機と呼ばれていたメーカーです。未だに日立工機の方が馴染みがある人も多いのではないでしょうか?
ちなみに読み方は「ハイコーキ」です。ヒコーキじゃないですよ。
シェアで言うとそこまではありませんが、最近は非常に力が入っているイメージです。ホームセンターなどでもよく見かけるようになりました。
そんなHiKOKIのペンドラを紹介します。HiKOKIのペンドラは、他のメーカーのペンドラとはちょっと違った特徴があります。
基本的なペン型インパクトドライバーの機能として、差込口対辺が六角6.35㎜の一般的なビットに対応しています。おすすめのビットはこちらで紹介しています。併せてご覧ください。
HiKOKIのWH7DLがおすすめできるのは、次の条件に当てはまる人です。
- 通常の電動ドライバーと同じ感覚のスイッチがいい人
- 余計な機能は排除してスタンダードなペンドラが欲し人
- 扱いやすいペンドラが欲しい人
総合評価
製品名 | 7.2Vコードレスインパクトドライバ WH7DL |
---|---|
総合おすすめ度 |
項目 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
サイズ | 先端部は短い | |
重量 | 他のメーカーに比べ若干重い | |
操作性 | トリガー方式で操作しやすい | |
付属品 | ケースは大きく使い勝手はイマイチ | |
性能 | 性能はトップクラス |
※評価については、他メーカーの同等クラスの製品との比較や、個人的な主観を元に点数を付けています。
スペック
製品名 | 7.2Vコードレスインパクトドライバ WH7DL |
---|---|
最大締付トルク | 25N・m |
無負荷回転数 | 2400min-1 |
打撃数 | 3000min-1 |
重量 | 約588g ※バッテリー含む |
全長 | 約280㎜ |
適合バッテリー | BCL715 7.2V1.5Ah |
※抜粋して記載しています。詳しくはメーカーのサイトなどをご参照ください。またスペックの一部は実測値を記載しています。
トップクラスの性能
インパクトドライバーで、最も大事な性能はトルクです。トルクが大きいほど、太いボルトの締め付けや長いビスの締め付けができます。
ハイコーキのWH7DLのトルク性能は、25[N・m]です。
これは同クラスのペンドラで最高クラスの性能です。ペンドラで有名なメーカーのマキタ、パナソニックと比べてもどちらも同じ25[N・m]です。
電池の容量も1.5Ahあり、これも他のメーカーと同じで最高クラスの容量です。充分な容量があるといえますね。充電時間も30分と早いです。
2022年3月現在で、他の性能を見ても遜色ない性能です。性能面では他のメーカーに負けていません。
実際に使用した感じでも特に違和感なく、他のメーカーと変わらないと感じました。
他とはちょっと違うスイッチ
マキタやパナソニックのペンドラでは、正転逆転の切り替えが不要のスイッチタイプとなっています。慣れれば問題もありませんが、最初のうちは戸惑ってしまう事もあります。
しかしハイコーキのWH7DLは、よくある電動ドライバーと同じです。正転逆転の切り替えスイッチがあり、回転スイッチはトリガー方式となっています。
一般的な電動ドライバーと同じ感覚で使うことができ、扱いやすい製品です。マキタやパナソニックのスイッチが苦手という方には、もってこいの製品ですね。
またペン状態での操作のしやすさも、WH7DLのトリガー方式に軍配が上がります。
トリガーの引き具合により、回転数も調整ができるので小さなネジにも対応できます。マキタやパナソニックの方式に比べて、ハイコーキの方が微調整しやすいですね。この辺もトリガー方式のメリットです。
ロック機構もあり、手回しにも対応しています。これ1つで締め付け確認までできます。
ハイコーキは先端部が短い
ハイコーキのWH7DLは他のメーカーのペンドラに比べて、折り曲げて使うピストル状態での先端部が短いです。
WH7DLは上記の画像のように、先端部が13㎝で持ち手部が15㎝となっています。対してマキタのペンドラがほぼ同じ全長ですが、先端部が15㎝で持ち手部が13㎝となっています。
先端部が短い方が、対象物に当てるのに調整がしやすく狙いやすいですね。ペンドラはどうしても先端部が長いので、初めのうちは狙うのに手間取ってしまいます。少しでも短いWH7DLは最も扱いやすいと言えるでしょう。
実際に使ってみても長さは少しの差ですが、使いやすさは全然違います。
これは他メーカーが先端部に操作部があるのに比べて、WH7DLではトリガー方式なので持ち手部に操作部が配置されているからです。
細かい部分がもうひとつ
WH7DLは性能的には、他のメーカーと比べても劣りません。操作性においてはトップです。
しかしそれ以外の細かい部分が今ひとつで、どうしても他のメーカーより劣ります。
バッテリーの汎用性
1つ目がバッテリーの汎用性です。
電動工具のバッテリーは、多くのメーカーで使い回しができるようになっています。インパクトとドリルなどの電動工具から、更にはワークライトやラジオなど様々な道具のバッテリーとして活用できます。初期投資は高くなりますが、全体で見れば経済的です。
しかしWH7DLのバッテリーBLC715は、WH7DLでしか使用できません。使用できないというか、このバッテリーBLC715を使用できる機器がWH7DLしかありません。
これは残念なポイントですね。もちろんインパクトドライバーしか必要ない人は何の問題もありません。
ケースの使い勝手
2つ目はケースの使い勝手です。
WH7DLのセットを買うとケースが付属します。このケースには、本体及び充電器が収納できます。またちょっとした隙間にビットを収納できるスペースもあります。
しかしお世辞にも、スペースの有効活用ができているとは思えません。ケース自体が他のメーカーに比べて大きいですし、その割には収納スペースも豊富ではありません。
その代わり本体や充電器は、ガッチリと固定されてはいます。
まとめ
- 性能は他のメーカーと変わらない最高クラス
- スイッチが他と違い一般的なタイプ
- 先端部が短く扱いやすい
HiKOKIのWH7DLは、インパクトドライバー機能に特化したという印象でした。質実剛健とでも言いましょうか。変わったポイントはありませんが、基本に忠実で扱いやすい製品です。
DIY用途で、手堅いインパクトドライバーが欲しいという人にもおすすめです。
特にスイッチ部分は、ハイコーキのWH7DLだけが採用している方式なので重要なポイントですね。
この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。
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