どうもじんでんです。皆さんペンドラを持っていますか?ペンドラとは、ペン型ドライバーやペンドライバー、スティックドライバーと呼ばれる電動工具です。
最近の現場では、多くの人が腰道具にぶら下げていますよね。私ももちろん使用しています。最近は電ドラボールなどの簡易的な電動ドライバーが増えていますが、やはりペンドラには敵いません。特に電気工事の現場では必需品ですよね。
ペンドラは様々なメーカーから発売されていますが、電気工事士に人気なのはパナソニックのペンドラではないでしょうか。
一般的に人気なのはマキタかと思いますが、電気工事士に人気な電気工具メーカーはパナソニックです。ホームセンターなどではあまり取扱がなく、「パナソニックの電動工具なんてあるの?」と思われるかもしれません。パナソニックはコンセントなどの電材を多く発売しており、電動工具も電気工事に向けて製品化されています。
今回はそんなパナソニックのペンドラを他のメーカーと比べながら紹介します。
インパクトドライバーのおすすめについては、こちらの記事で解説しています。
PanasonicのスティックインパクトドライバーEZ7521
パナソニックといえば、一般的なイメージは家電でしょうか。
しかし家に付いているコンセントや照明スイッチなどをよく見て下さい。実はこれらの多くもパナソニックの商品なのです。他にも分電盤やブレーカーなど、パナソニックからは多くの電材が発売されています。
そんなパナソニックは電動工具も発売しています。一般的にはあまり有名ではありませんが、電気工事士などの間では人気ブランドです。私もパナソニックの電動工具を愛用しています。
パナソニックの電動工具は、電材を取り扱っているパナソニックだからこそ、電気工事に向けて作られています。本当に電気工事におすすめの電動工具と言えます。
今回は、そんなPanasonic(パナソニック)のスティックインパクトドライバーEZ7521を紹介します。パナソニックのペン型インパクトドライバーは、ペンドラ自体に簡易の照明機能が付いているのがポイントです。またペンドラのバッテリーで使える照明もあり、合わせて使うと良いでしょう。
EZ7521は、多彩なカラーバリエーションがあるのもポイントです。その色もパステルカラーのものもあり、今までの電動工具にはないオシャレなカラーです。最近では女性の電気工事士なども増えており、可愛い色の工具を使いたい人にもおすすめです。
それらについて詳しく紹介していきます。
基本的なペン型インパクトドライバーの機能として、差込口対辺が六角6.35㎜の一般的なビットに対応しています。おすすめのビットはこちらで紹介しています。併せてご覧ください。
パナソニックのEZ7521がおすすめできるのは、次の条件に当てはまる人です。
- 電気工事に使いたい人
- 可愛いカラーの電動工具が欲しい人
総合評価
製品名 | スティックインパクトドライバーEZ7521 |
---|---|
総合おすすめ度 |
項目 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
サイズ | 他に比べて太い 若干、全長が長い | |
重量 | 標準的な重さ | |
操作性 | 慣れが必要だが、直感的に操作できる | |
付属品 | 本体にライトがついている 本体カラーが5種類ある 収納ケースもいい | |
性能 | 性能はトップクラス |
※評価については、他メーカーの同等クラスの製品との比較や、個人的な主観を元に点数を付けています。
スペック
製品名 | スティックインパクトドライバーEZ7521 |
---|---|
最大締付トルク | 25N・m |
無負荷回転数 | 2300min-1 |
打撃数 | 2600min-1 |
重量 | 約555g ※バッテリー含む |
全長 | 約295㎜ ※バッテリー装着時 |
適合バッテリー | EZ9L21 (7.2V 1.5Ah) |
※抜粋して記載しています。詳しくはメーカーのサイトなどをご参照ください。またスペックの一部は実測値を記載しています。
トップクラスの性能
インパクトドライバーで、最も大事な性能はトルクです。トルクが大きいほど、太いボルトの締め付けや長いビスの締め付けができます。
パナソニックのEZ7521のトルク性能は、25[N・m]です。
これは同クラスのペンドラで最高クラスの性能です。ペンドラで有名なメーカーのマキタ、ハイコーキと比べてもどちらも同じ25[N・m]です。
電池の容量も1.5Ahあり、これも他のメーカーと同じで最高クラスの容量です。充分な容量があるといえますね。
2022年3月現在で、他の性能を見ても遜色ない性能です。性能面では他のメーカーと同等です。
使用感を含めて正直、性能だけならどのメーカーも同じです。
直感的に操作できるスイッチ
パナソニックのEZ7521では、正転逆転の切り替えが不要の両面スイッチ方式となっています。マキタと同じようなスイッチです。
スイッチを前後に動かすことで、正転逆転させます。右側を手前に引くと右回転します。逆に左側を手前に引くと左回転します。
この方式は操作に慣れが必要ですね。慣れるまでは、どっちがどっちだっけとなってしまいます。
通常のインパクトドライバーは、トリガー方式を採用しています。正転、逆転をスイッチで切り替えて、トリガーを引いて回転数を調整します。精密な操作性はトリガー方式に軍配が上がります。
しかし両面スイッチ方式では正転、逆転の切り替えが不要なので素早い操作が可能です。また両面にスイッチがあるので、作業の場所によっては扱いやすい場面もあるかと思います。
回転数の調整もできるので、小さいネジにも対応できます。しかし細かい調整をするには、経験と慣れが必要です。
ロック機構もあり、手回しにも対応しています。これ1つで締め付け確認まで可能です。
付加機能が良い
正直、有名な各メーカーのペンドラは性能が頭打ちとなっており、どれも似たり寄ったりの性能をしています。性能だけで選ぶならマキタ、パナソニック、HiKOKIどれも変わりません。
ペンドラを選ぶポイントとして、その他の機能があります。パナソニックのEZ7521にも、他にはない特徴があります。
ライトが付いている
パナソニックのEZ7521は独自の機能を搭載しています。それは、ペンドラ自体に照明機能がついているのです。各メーカーのペンドラも先端を照らすライトがついています。パナソニックももちろん付いています。しかしそれとは別に、ペンドラの腹の部分にライトがついています。
これは電気工事向けに作られているが故の機能でしょう。電気工事の現場では暗いことが多いので、照明は必需品となっています。そんな電気工事に必須の照明をペンドラに搭載しているのです。
ちょっと照明が欲しいなって時に、腰道具にペンドラをぶら下げておけば役に立ちます。残念ながら照明はオマケ機能程度なので、ものすごく明るいという訳ではありません。しかしあって損は無いですね。
ただそのライト分で、ペンドラ自体が太くなっています。ホームセンターなどで販売しているペンドラホルダーは、マキタのペンドラをもとに設計しているのか、パナソニックのペンドラは入らないものが存在します。その点は注意が必要です。
またペンドラのバッテリーを共用できる、ワークライトEZ3720が発売されています。このライトが、面白く便利な照明となっています。このライトとのセットでの使用を考えて、パナソニックのペンドラを選ぶのもアリです。
EZ3720についてのレビューはこちらの記事をご覧下さい。
カラーバリエーションが豊富
パナソニックのEZ7521はペンドラでは珍しく、カラーバリエーションが豊富です。なんと5色展開です。
- ブラック
- レッド
- グレー
- ブルー
- ピンク
パステルカラーのものもあり、可愛いオシャレな色をしています。パナソニックの電動工具と言えば赤がメインカラーですが、珍しさからブルーを選びました。
カタログには青と表記されていますが、実物はスカイブルーです。他の電動工具には無い色です。
18Vバッテリーの電動工具では、カラーバリエーションが多いものも増えてきましたが、ペンドラでここまでのものはパナソニックだけです。
最近では女性の電気工事士も増えてきて、オシャレな色を求めている方も多いのでは無いでしょうか?
本体カラーは性能や使い勝手に影響しませんが、気に入った色の工具は愛着が湧き大事に使う事ができますね。
収納ケースの使い勝手がいい
パナソニックのEZ7521は、充電器やバッテリーがセットになったセット品を購入すると収納ケースが付属します。
このケースはよくできていて、おまけのケース以上の価値があります。
まずケース自体がコンパクトにできています。本体、充電器、バッテリーを最小限のスペースで収納できるようになっています。
しかしコンパクトなケースでも、ビットなどの小物を収納するスペースを設けいています。小物を収納する場所は、ケースの表面にあります。本体などを収納するスペースとは別に空間があります。
初めからいくつかの仕切りがあり、ビット用の溝もあります。収納スペース自体は大きいとは言えませんが、十分なビットなどを収納できます。
ポイントは、別の空間で収納スペースがあるところではないでしょうか。本体と一緒にビット類を入れておくと、移動時に擦れて傷ができてしまいます。大事な工具なので、なるべく丁寧に扱いたいですよね。
EZ7521のケースなら、この点の心配はいりません。
まとめ
- 性能は他のメーカーと変わらない最高クラス
- 両面スイッチ方式で素早い操作が可能
- ライトが付いている
- カラーバリエーションが豊富
パナソニックのEZ7521は、総評して電気工事向けのペンドラという印象でした。機能的には他のメーカーと比べても劣らないので、他の建築現場などにもおすすめできます。
操作には慣れが必要な部分もありますが、すぐに慣れることができるでしょう。電気工事士など電気の仕事をされている方は、このペンドラを選ぶといいでしょう。
この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。
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