【自作アイテム】保護継電器試験時の離線した電線の養生 離線キャップ

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どうもじんでんです。保護継電器試験をする時に電線を離線しますよね。その離線した電線はどうしてますか。まさかそのままってことはないですよね。

電圧がのっている場合もあるし、他と接触して誤った電圧が印加される危険もあります。なので多くの人が、絶縁テープで養生しているのではないでしょうか。

しかし絶縁テープの養生って正直、面倒じゃないですか。少しでも効率化したいですよね。

今回はそんな保護継電器試験時の離線した電線の養生アイテムを紹介します。私はこれを離線キャップと命名しています。

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離線した電線の養生の問題点

保護継電器試験では余計なところに電圧や電流を流さない為などの理由から、既存の配線を離線して保護継電器にのみ電圧や電流を入力します。接点では既存配線が接続状態だと測定できないこともあるので、これも離線して実施します。

しかし電線を離線するのは大きなリスクがあります。

  • 離線した電線に電圧がかかり他の機器を焼損させる。
  • 復旧時に誤って接続してしまう。

これらの理由から離線した電線は、絶縁とマーキングが必須となっています。

あなたはどんな方法で養生していますか?

1番多いのは、絶縁テープでの養生ではないでしょうか。絶縁性能は十分だし、白テープなら文字が書けてマーキングにもなりますよね。

絶縁テープが扱いづらい

そんな絶縁テープですが、便利そうで難点もあります。まずは絶縁テープが扱い辛いところです。

手で切断するのは難しいし、古くなるとベタベタするしと何かとイライラします。

保護継電器試験では短いテープが大量に必要となるので、電気工事で絶縁テープを使うのとはちょっと勝手が違います。

身近にあって入手性は良いのですが、何か改善できないかと思いませんか。また使い捨てとなるので、ゴミが出るのも問題です。

マーキングが必要

絶縁テープでの養生は、もう一つの問題点があります。それはマーキングが必要なことです。

白色の絶縁テープを使用して、マジックでマーキングしている人も多いでしょう。絶縁テープはボールペンでは書きにくいので、マジックが必須となります。これも不便なポイントですね。

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絶縁キャップを活用

これまで多くの人が面倒だなと感じていたであろう、保護継電器試験時の電線養生です。そんな保護継電器試験時の離線した電線の養生を楽にするアイテムを紹介します。

専用のアイテムではなく、市販の他用途のアイテムを工夫して使用します。

リングスリーブ用の絶縁キャップって知っていますか。電気工事において、リングスリーブで圧着接続をした部分は絶縁テープで絶縁処理が必要です。それを効率化してくれるのが絶縁キャップです。

絶縁キャップを圧着部に被せるだけで絶縁処理が完了します。

絶縁キャップの本来の使い道

絶縁キャップは、トーメーキャップやエンドキャップなどの商品名で販売されています。

絶縁キャップは前述のとおり絶縁性能は完璧です。これを被せれば絶縁ができます。しかし私は一工夫して更に便利なアイテムにしています。

材料

絶縁キャップは、圧着端子メーカーのニチフのものを使用します。

ニチフのエンドキャップは2種類あり、リングスリーブ小用のものとリングスリーブ中、大兼用のものがあります。

サイズは下記を目安に必要なものを揃えて下さい。私はどちらのサイズも揃えています。

サイズ用途
R端子の3.5㎜以下はこっちがおすすめ。
R端子の4㎜も入るが1本が限度。
R端子の4㎜以上や、2本一緒に養生する場合はこっちがおすすめ。
3.5㎜以下は緩くて抜ける。

比較的最近の保護継電器なら3.5㎜が多いと思うので、小サイズでいいと思います。しかし古い設備では4㎜以上もあるので、大サイズが必要となります。

離線キャップのサイズ感

番号を振ってマーキング

絶縁キャップを活用すれば養生は大丈夫です。しかしマーキングができていないので不十分です。

そこであらかじめ絶縁キャップに番号を振ることで、マーキングにも対応します。

テプラを使って絶縁キャップに番号を付けます。ノーマルのテプラテープでは粘着力に不安が残るので、強粘着タイプを使用します。

サイズは12㎜幅がちょうどいいです。テープの色はお好みですが、私は目立つ方が良いと考えてピンクにしています。

テープの長さは40㎜で印刷すると、サイズが小でも大でも一周して少し重なって貼れる長さです。重ねて貼ることでテープがはがれにくいようにしています。

離線キャップのテプラテープ

番号は現場次第だと思いますが、私は様々な状況にも対応できるように次のとおりとしています。

  • P1 … 電圧用
  • P2 … 電圧用
  • P3 … 電圧用
  • CR1 … 電流用
  • CR2 … 電流用
  • CT1 … 電流用
  • CT2 … 電流用
  • a1 … 接点用
  • ac … 接点用

これだけあれば多くの状況に対応できます。SOG用にVaとVcなんかを作ってもいいかもしれません。

数が多くなると、目的の絶縁キャップを探すのに手間取ります。テプラテープの色を電圧、電流、接点と分けるのも視認性が良くなるのでいいと思います。

その辺は自分が使いやすいように工夫してみて下さい。

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まとめ

  • 保護継電器試験時の離線した電線は養生が必要
  • 絶縁テープは勝手はいいが、面倒な部分もある
  • リングスリーブ用の絶縁キャップを活用
  • 番号を振って便利に

離線した電線の養生は必須の作業です。面倒だからと省略すれば、大きな事故に発展します。しかし面倒なことは少しでも効率化したいものです。

今回の養生アイテムもちょっとしたことですが、効果は大きいと感じています。特に大規模な設備で、数多くの試験をする時はなおさらです。便利なアイテムで、安全に効率的な作業を目指しましょう。

この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。

この記事を書いた人
じんでん

当サイトの運営者。
電気設備の保守管理の仕事に携わっています。専門知識ってネットでは出てこないか、難しすぎるって場合がおおくないですか?そこで私は電気関係の仕事で役立ちそうな情報を簡単に分かりやすく発信しています。
〔保有資格〕
・第3種電気主任技術者
・第1種電気工事士
・消防設備士

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