共立電気の検電器KEW5711!
どうもじんでんです。今回は共立電気計器の低圧検電器KEW5711の紹介をしたいと思います。
「検電器ってナニ?」や「どう選んだらいいの?」って方はまず、こちらの記事を読んで下さい。
共立電気計器は日本で初めて、クランプメーターを開発した会社だそうです。種類が多く、私もクランプメーターは共立電気計器のものを使用しています。
スペック
- 電圧…AC90~1000V(Lo低感度) AC20~1000V(Hi高感度)
- 周波数…50/60Hz
- 電池…単4形乾電池×2本
- サイズ…153L×φ20mm
おすすめポイント!
この検電器の一番のおすすめポイントは、電池が単4形乾電池と言うところです。「検電器の性能に直接影響しないじゃん」と思われるかもしれませんが、電池の種類は大事なポイントです。
なぜ電池の種類が大事かというと、現場での急な電池切れの時に困るからです。多くの低圧検電器はボタン電池を採用しています。ボタン電池って種類も多いし、そうそう電池切れするものではないので常備してない事が多いのではないでしょうか?単3形や単4形の乾電池なら多くの測定器で使用しているので、車にストックを常備している方も多いはずです。また常備していなくても、他の測定器から抜き取ればその場はしのげます。
検電器は自分の命を守る大事な道具ですので、電池が切れて使えないなんて事態は避けたいですよね。
次のポイントは、電源のON/OFFがなく常に電圧があれば音と光で知らせてくれます。これも大事なポイントで、検電したのに電源を入れ忘れて無電圧と勘違いしたなんて事態を避けることができます。

次のポイントは感度の切替が簡単なところです。最近の低圧検電器は、被覆の上からでも電圧の有無を確認できるものがあります。しかし感度が良すぎて、どの配線に電圧が有るのか無いのか分からないなんて事があります。
しかしこの検電器は感度の切替が簡単にできて、使い分けができます。例えば作業場所全体が停電している場合では高感度モードに設定し、電圧があれば少し離れていても検知するので安全です。低感度モードは近くに充電部があるが対象の1回路のみの停電作業で、確実にその回路が無電圧と確認するのに使えます。
切替方法は緑のスイッチを少し長押しするだけです。切り替わると音と光で教えてくれるので、簡単に確認できます。

あとちょっとしたポイントですが、検電器の先にライトがついています。停電しての作業では暗い状態での作業もあるので、ライトで検電器の先が照らされキチンと接触しているか確認できます。常に携帯している検電器にライトがついていると、ふとした時に簡易照明として使用できるのでおすすめです。
イマイチなところ
性能面では特にイマイチな部分はありません。しかし本体のサイズがイマイチです。電池に単4形を使用しているので仕方ないのかもしれませんが、少し太く感じます。長さや太さがもうひと回りサイズダウンするといいのですが。低圧検電器は常に携行するものなので、理想は作業服に肩のペン差しに入るくらいが良いですね。
まとめ
- 電池が単4形乾電池なので、電池切れの時も安心。
- 電源のON/OFFがなく、入れ忘れによる誤認がない。
- 感度切替が簡単。
- 本体が少し大きい。
今回は共立電気計器の低圧検電器KEW5711について記事にしました。自分の命を守る検電器なので、しっかりと納得したものを使いたいですよね。
この記事が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
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