【レビュー】あのマルチキーの2024年最新版 14個のカギをひとまとめ JEFCOMの盤用マルチキーBMK-14

BMK-14のアイキャッチ 工具
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どうもじんでんです。あなたは盤用マルチキーを持っていますか?

盤用マルチキーはJEFCOMから発売されている、電気設備でよく使うカギをひとまとめにした製品です。この製品が発売されてから、持ち歩くカギがスッキリして、カギを探す手間も省けました。

これまでに対応するカギを増やしながら、様々なバリエーションが発売されてきました。そして2024年6月に、最新版のBMK-14が発売されました。

今回は、そのBMK-14を紹介します。

JEFCOMの盤用マルチキーBMK-14

電気設備には、感電や誤操作防止の為にカギがかけられています。その多くが共通キーとなっており、対応するカギを持っていればどこの盤も開けられます。

その代表は、タキゲンの200番ではないでしょうか。電気設備に携わる仕事をしている人なら必ず所持しているでしょう。

しかし全てのカギがタキゲンの200番という訳ではありません。他にも様々な共通キーがあります。

この記事を見ているあなたも多くのカギを持ち歩いていませんか。私も多くのカギを携行しており、巨大なカギ束となっています。

カギが多くなると、欲しいカギを探すのに時間がかかります。欲しいカギが見つからない時はイライラしますよね。またポケットに入らないくらい巨大になり、持ち歩くのも不便です。

そんな悩みを解決してくれるのがジェフコムの盤用マルチキーです。よく使うカギをマルチツールのように1つにまとめられています。

多くのカギをスッキリと収納することで、探す手間と携行性の問題を解決してくれます。カギを探す時のあの煩わしさを解消でき、ストレスから解放されます。

盤用マルチキーはこれまでに対応するカギの違いで、5種類が発売されています。その最新版として、今回紹介するBMK-14が新たに発売されました。従来品との違いを主に紹介します。

盤用マルチキーBMK-14をおすすめするのはこんな人です。

  • 電気工事士の人
  • 設備管理でカギをたくさん所持している人

総合評価

製品名盤用マルチキーBMK-14
総合おすすめ度4.4
BMK-14のおすすめ度
項目評価備考
サイズ4.0BMK-9に比べると厚みが増加
少し大きと感じるサイズ
重量4.0材質がスチールとアルミなので軽量
BMK-9と比べ17g増加
対応カギ5.014個に対応
単独の200番が良い
0番に対応
付加機能5.0点検口開閉キーが便利
その他4.0本体カラーの視認性が良い
BMK-14の総合評価

※評価については、他メーカーの同等クラスの製品との比較や、個人的な主観を元に点数を付けています。

スペック

製品名盤用マルチキーBMK-14
対応カギタキゲンA-121-H型
上記の旧型
タキゲン0061型
上記の旧型
タキゲン No.200
タキゲン No.500
タキゲン No.030
タキゲン No.300
タキゲン No.210
タキゲン No.400
タキゲン TAK55
タキゲン TAK60
0番
点検口開閉キー
サイズ110×36×16㎜
重量107g
材質キー及びネジ・・・スチール
フレーム・・・アルミ
BMK-14のスペック

※抜粋して記載しています。詳しくはメーカーのサイトなどをご参照ください。またスペックの一部は実測値を記載しています。

対応するカギは脅威の14個

BMK-14は、次の14個のカギを収納しています。

  • No.200 タキゲン
  • No.500 タキゲン
  • No.210 タキゲン
  • No.300 タキゲン
  • No.400 タキゲン
  • No.030 タキゲン
  • TAK60 タキゲン
  • TAK55 タキゲン
  • 0番
  • 0061番現行型
  • 同上 旧型
  • A-121-H型 現行型
  • 同上 旧型
  • 点検口開閉キー

このように多くのカギに対応しています。正直、私が扱ったことが無いカギも含まれており、どこで使うのかっていうのもあります。

ただジェフコムが市場調査をして製品化しているので、需要が高いカギで遭遇する可能性があるということでしょう。

追加されたカギ

盤用マルチキーの従来品で、最大の対応カギ数を誇っていたのはBMK-9です。BMK-9は9つのカギに対応しており、BMK-14と5個の差があります。

比較するとBMK-9で対応するカギに、新たに下記の5つを追加したものがBMK-14となります。完全な上位互換です。

  • No.200
  • No.210
  • No.400
  • TAK60
  • 0番

※BMK-9ではTAK50だったのが、BMK-14ではTAK55になっています。TAK55は、TAK50の上位互換です。

BMK-9ではタキゲンの200番はついておらず、TAK50で対応していました。TAK50は200番との互換性がありますが、一部のカギは開錠できない場合があります。

それなので私は200番を別で付けていました。BMK-14では標準で200番が付いているので良いですね。

また0番は高所作業車のカギとして、欲しかったって人も多いのではないでしょうか。電気工事士にはありがたいカギですね。

BMK-9の良いところはそのまま

BMK-14はBMK-9の上位互換です。BMK-9の良いところはそのまま引き継がれています。

特に点検口開閉器キーは点検口の開閉に留まらず、コンセントの電線外しやリングスリーブの保持穴など、マルチに活躍する機能が付いています。

電気屋にはありがたい機能です。

BMK-14とBMK-9のどちらが良いか悩む人は、扱うカギが含まれているかで判断して良いでしょう。

サイズはデカい

万能なBMK-14ですが、一気に5個追加され14個のカギに対応しているので、本体サイズは大きくなっています。

BMK-9までは、あまり気にならないサイズ感でしたが、正直デカいと感じますね。

BMK-14とBMK-14のサイズ比較はこんな感じです。

また重量もBMK-9と比較して17gも増加しています。

従来品と比較

ジェフコムの盤用マルチキーは、今回のBMK-14を含めて6種類のバリエーションが発売されています。

種類が増えてどれを選べば良いか悩む人も多いでしょう。

それぞれの盤用マルチキーが、どのカギに対応するかは下記の一覧表をご覧ください。

カギ\製品名BMK-4BMK-5BMK-6BMK-7BMK-9BMK-14
タキゲン
0061型
(現行型)

(旧型)
タキゲン
A-121-H型
(現行型)

(旧型)
タキゲン
№200
××
TAK50で対応
タキゲン
№500
××
タキゲン
№030
××
タキゲン
№210
×××××
タキゲン
№300
××××
タキゲン
№400
×××××
タキゲン
TAK50
××××
TAK55で対応
タキゲン
TAK55
×××××
タキゲン
TAK60
×××××
0番×××××
点検口
開閉キー
××××

まとめ

  • 14個のカギに対応している
  • BMK-9の上位互換
  • あまり見かけないカギもあり、人によっては使わないのも多い

BMK-14が発売された時は正直、驚きました。BMK-9でも満足するカギに対応していたので、どんなカギに対応しているのか不思議でした。

内容を見ると、あまり見かけないカギにも対応しており、買う人を選ぶ製品だと感じました。多くの人はBMK-9で十分ではないでしょうか。特殊な設備で、よく使うカギが含まれている人はBMK-14を購入すると良いでしょう。

この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。

この記事を書いた人
じんでん

当サイトの運営者。
電気設備の保守管理の仕事に携わっています。専門知識ってネットでは出てこないか、難しすぎるって場合がおおくないですか?そこで私は電気関係の仕事で役立ちそうな情報を簡単に分かりやすく発信しています。
〔保有資格〕
・第3種電気主任技術者
・第1種電気工事士
・消防設備士

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