どうもじんでんです。日本において、コンセントの電圧をと言えば100Vというのは周知の事実です。この100Vを基準として、コンセントに差して使う機器は設計されています。
もし100Vが大幅に違っていたらどうなるでしょうか。機器が正常に動かないや壊れてしまう可能性があります。
そうならないように標準電圧が定められています。
今回はその標準電圧について解説します。
標準電圧とは
低圧需要家に送られる電圧が大きく変動すると、様々な障害がおこります。
- 電圧が低すぎる場合は、機器が正常に動かない。
- 電圧が高すぎる場合は、機器が壊れる。
これらを防ぐために、電気事業法にて標準電圧および変動幅を定めています。
一般送配電事業者は、これを維持するようになっています。
標準電圧の値と変動幅
値については「電気事業法施行規則」の第38条に定められています。
標準電圧 | 変動幅 |
---|---|
100V | 101V±6Vを超えない値 95V〜107V |
200V | 202V±20Vを超えない値 182V〜222V |
周波数については、標準周波数に等しい値となっています。
高圧以上の標準電圧
先ほど100Vおよび200Vについて、電圧の幅を解説しました。しかしそれを超える電圧については、どの様になっているのでしょうか。
これについては、特に決まりがないというのが答えです。
しかし各一般送配電事業者によって、概ね公称電圧になるように維持されています。
また高圧需要家であれば、構内の変圧器のタップを変えることで二次側の電圧を調整できます。これによって使用する100Vおよび200Vの電圧を維持します。
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