どうもじんでんです。eneloopの充電がUSBでできたらいいなって思いませんか?
eneloopには専用の充電器があります。ほとんどはコンセントに差して使うタイプとなっています。
このeneloopの充電がUSBで出来たら、さらに便利になると思いませんか?そんな今回はUSBで充電できるeneloop充電器BQ-CC87の紹介です。
この記事でeneloop充電器と表記していますが、充電式EVOLTAの充電も可能です。
eneloopも充電式EVOLTAもどちらもパナソニックの充電池です。eneloopも充電式EVOLTAの違いについては、こちらの記事をご覧ください。
PanasonicのBQ-CC87
現在、様々な機器がバッテリーで動くようになっています。昔に比べて、乾電池の使用頻度は下がってきていますね。しかし乾電池はまだまだ需要があります。
そんな乾電池を充電式で使い回せるようにしたのがeneloopです。eneloopを使えば、乾電池を使い捨てることなく再利用ができてエコですね。
eneloopについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
eneloopには、色々なタイプの充電器が発売されています。どれも同じかと思いきや、意外に違いがあります。以前、私はUSBで充電できるeneloop充電器BQ-CC61を紹介しました。
従来機種のBQ-CC61は、外出時などの一時的な充電器としての性能しかなく、メインの充電器としてはイマイチでした。そんなBQ-CC61がパワーアップしてBQ-CC87として登場しました。
今回はパワーアップして、メインの充電器としても使用できるBQ-CC87の紹介です。
BQ-CC87は数あるeneloop充電器の中でも、USBで充電できるちょっと変わった充電器です。
USBで充電できるので、コンセントが無くても充電できるのがメリットです。PCやモバイルバッテリーなんかからでも、eneloopを充電することができます。またUSBであることで、本体がコンパクトになっています。
USBからの充電ということで、充電時間など性能面で心配されるかもしれませんが、コンセントタイプのeneloop充電器と遜色ない性能があります。
BQ-CC87をおススメできる人は次のような人です。
- コンパクトなeneloop充電器が欲しい人
- USBで充電できるeneloop充電器が欲しい人
- 出張や車の中など、色々な場所でeneloopを充電したい人
これらに1つでも当てはまる人は、BQ-CC87をおススメします。
スペック
製品名 | BQ-CC87 |
充電可能本数 | 単3形1〜4本または単4形1〜4本、合わせて4本まで |
サイズ | 約幅66mm×長さ85mm×厚さ28.5mm |
USB定格入力 | DC5V、1A |
USB定格出力 | DC5V、1A |
※抜粋して記載しています。詳細は、メーカーのホームページなどをご覧ください。
外観や付属品
BQ-CC87の外観はこのような感じです。充電用のUSB入力端子は「Micro USB Type-B」で、モバイルバッテリー用のUSB出力端子は「USB Type-A」が採用されています。
本体サイズはeneloop充電器の最上位モデルのBQ-CC85と比較して、下記の画像の様な感じになっています。
厚みや横幅はほとんど同じで、高さが70%ほど低くなっており小型となっています。BQ-CC85はコンセントからなので、ACからDCへの変換回路が内蔵されている為でしょう。今回のBQ-CC87はUSBからなので、DCからDCの為、小型化できているかと思います。
本体の他に、LEDライトと充電用のUSBコードが同梱されています。USBコードは約20㎝で「USB Type-A」〜「Micro USB Type-B」の物です。
LEDライトはUSB端子に挿せばすぐに点灯する物で、本体にスイッチなどはありません。BQ-CC87専用と記載がありますが、USB端子であればスマホ用の充電アダプタなどでも使用できます。
オマケ程度だろうと期待はしていませんでしたが、意外と明るくなにか活用できそうな感じです。装着すると本体とツライチになり、サイズ感もバッチリです。
特徴
BQ-CC87にはいくつものおすすめポイントがあります。
USBで充電できる
このBQ-CC87の最大の特徴はなんと言っても、USBを電源として使用できる事です。ほとんどのeneloop充電器では、コンセントを電源として使用しています。
USBから充電できる事で色々な状況での充電が可能になります。スマホ用のACアダプタを使えば、今までのようにコンセントからの充電が可能です。他にもパソコンのUSB端子や、車のシガーソケットからなども使用可能です。※車のシガーソケットは別途、USBのアダプタが必要です。
特殊なパターンかもしれませんが、もう一つ充電方法があります。
スマホ用にモバイルバッテリーを持っている方も多いかと思います。USBから充電できるので、モバイルバッテリーからも充電できるのです。
「えっ?」と思われる方もいるかもしれません。バッテリーも電池ですし、電池から電池への充電になります。
しかしどうしても、電池でしか動かない機器もまだ沢山あります。そんな機器を動かしたい時に活躍します。例えばキャンプなど、電源の無いところなんかで活躍しそうですね。
1番活躍するのは、災害時だと思います。何日も停電したりして、乾電池の予備がない時なんかは役立つと思います。
センシング充電機能をフル搭載
センシング充電機能とは次の7つ機能の総称です。
- 予備充電機能
- 残量チェック機能
- 買い替え目安診断機能
- スマートチャージ機能
- クイック自動診断機能
- つぎ足し充電機能
- 乾電池充電防止機能
どの機能もeneloopを安全に、また悪影響の無い様に充電する機能です。
eneloopの充電器はお手頃なエントリーモデルから急速充電モデルまで、様々なタイプが存在します。モデルにより、搭載しているセンシング充電機能が違ってきます。
BQ-CC87では7つ全ての機能を搭載しており、eneloop充電器の最上位モデルと比べても遜色ありません。
モバイルバッテリーにもなる
BQ-CC87ではUSBからの充電だけでなく、USBの出力もあります。本体にeneloopを装着していれば、スマホの充電などモバイルバッテリーの様に使用する事ができます。※単3形を4本装着時のみ使用可能です。
またeneloopだけでなくEVOLTAや通常の乾電池も使用可能で、混在させても使う事ができます。
ただ容量はそこまでないので、緊急用の使用となるでしょう。
残念なポイント
全般的に満足のいくBQ-CC87ですが、残念なポイントがありました。
LEDライトの干渉
付属のLEDライトは明るく緊急時に使用できそうなので、本体に装着しっぱなしにしておこうかと思いました。しかし装着すると充電器本体の半透明のカバーがLEDライトと干渉して開きません。
1日に何度も充電したり電池の交換をするわけではないので、そこまでストレスではないのですが、できれば装着したまま電池の交換ができれば良かったかなと思います。外して保管するのも考えましたが、きっと無くしてしまうと思いました。
充電時間が長い
BQ-CC87は、最上位モデルのBQ-CC85と比べても遜色ないと紹介してきましたが1つ劣るポイントがあります。それは充電時間です。
単3形×4本の充電時間で比べると、BQ-CC85が約3時間なのに対してBQ-CC87は約4時30分となっています。1.5倍の差があります。
しかしその他のモデルと比べれば、早く問題無い範囲かと思います。最速の充電時間を求めるならBQ-CC85を選んだ方が良いでしょう。
充電時間に併せて、USBの端子が今どき「Micro USB Type-B」なのも残念ポイントです。今、スマホなどで主流の「USB Type-C」が採用されれば充電時間も早くできるような気がします。
まとめ
- USBで充電でき、車内など様々な場所で充電できる。
- 緊急時にはモバイルバッテリーとして活用できる。
- 機能的には最上位モデルと同じ。
- 充電時間は最上位モデルには劣るが他と比べれば早い。
BQ-CC87はUSBで充電もでき、性能としても上位クラスです。メインの充電器としても十分な性能があります。また災害時の備えとしてもおススメできるものです。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
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