どうもじんでんです。今回は短絡について説明したいと思います。
短絡は、電気に携わっている方にとっては当たり前の事だと思います。しかし電気の素人の方に説明するのは難しいです。
なので素人の方でも理解できるように説明していければと思います。
短絡(ショート)とは?
短絡とは「ショート」とも言い、同じ意味になります。
専門的に説明すると、「電位差のある二点間を、きわめて抵抗の小さな導体で接続すること」となります。
これだけではよく分からないかと思います。1つづつ説明していきます。
「電位差のある二点間」とは?
まずは「電位差のある二点間」と言うところについてです。
家庭にあるコンセントは100Vの電圧があります。コンセントには2つの穴が空いていますよね。あれには、「+」と「−」があります。「+」の方が100Vで、「−」の方が0Vになります。
この片側が100Vで、もう片側が0Vの事を「電位差がある」と言います。仮に両側とも100Vなら、電位差はありません。
この事より「電位差のある二点間」とは、簡単に言うとコンセントと置換えてもいいでしょう。
「きわめて抵抗の小さな導体」とは?
「きわめて抵抗の小さな導体」とはどのようなものでしょうか?
ざっくり言えば金属類全般です。一般的に、金属は電気を通しやすいと言うのは常識かと思います。逆にゴムは電気を通しにくいかと思います。
金属類と言うと、ドライヤーなどコンセントのオス側も金属です。しかしドライヤーなどは内部に抵抗があるので、「きわめて抵抗の小さな導体」には該当しません。
簡単にまとめると
今までことをまとめると「短絡」とは、「コンセントの両側の穴を金属類で刺して接続した状態」と言えます。
短絡したらどうなる?
短絡が起きると、通常では考えられない大電流が発生します。
電線には電流を流せる最大値が決まっています。それを超えると発熱します。これらより通常では考えられない大電流により発熱しやがて発火、火災に繋がります。
通常では短絡すれば、瞬時にブレーカーが切れるので火災にならずに済んでいます。
しかしながら、短絡した瞬間に火花が散ったりします。それが付近のホコリや燃えやすいものに引火し、ブレーカーにより遮断できても火災になる恐れがあります。
短絡の事例
短絡の事例としては、主に次の事が考えられます。
- コンセントに異物(金属物)を刺した
- 電源コードを重量物(棚や机など)で踏みつけていた
- 電気が充電されている電線をペンチなどで切った
このような事がないように注意しましょう。
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