どうもじんでんです。夜間などの暗闇での作業時は、照度確保が安全作業の第一歩です。
照度確保にはワークライトやヘッドライトなどの様々なアイテムがありますが、その1つにハンドライトがあります。ハンドライトはいわゆる懐中電灯で、手軽に使える照明ですね。
普段の作業はヘッドライトを使っていても、移動時はサッと使えるハンドライトの方が便利ですよね。
ハンドライトなんて、正直どれも同じだと思っていますよね。私もそう思っています。そんな中、タジマから一風変わったハンドライトが発売されたので紹介します。
タジマのセフハンドライト ヒーター付SFNDHH50A-B47
今回、紹介するのはタジマのハンドライトです。タジマといえば様々な建築用道具を発売する、有名メーカーですね。現場で働く人は、1つはタジマの製品を持っているのではないでしょうか。
そんなタジマから一風変わった面白いハンドライトが発売されました。
それはヒーター付きのハンドライトです。えっ⁉︎なにそれ意味あるの?と思われるかもしれません。
しかし寒い時期の作業では手がかじかみ、作業がおぼつかないことも多々あります。そんな時にこれまでは、カイロを使って温めていましたよね。わずかな時間でも温めてから作業すれば、だいぶ作業効率は違ってきます。
セフハンドライト ヒーター付は、このカイロの代わりとして利用できます。
充電式の電気カイロも多く発売されていますが、別で持っていくとなると荷物になりますよね。ハンドライトにカイロ機能があれば邪魔にもならず、時には照明、時にはカイロとして使用できます。
ここでは、そんなタジマのセフハンドライト ヒーター付SFNDHH50A-B47を詳しく紹介します。
タジマのセフハンドライト ヒーター付SFNDHH50A-B47をおすすめできる人は、次のような人です。
- 現場でカイロを使っている人
- 充電式電気カイロを購入しようか迷っている人
- タジマのセフ着脱式シリーズを使っている人
スペック
製品名 | タジマのセフハンドライト ヒーター付SFNDHH50A-B47 |
---|---|
明るさ | Hiモード…約500[lm] Midモード…約250[lm] Lowモード…約50[lm] |
輝度 | 最大2500[cd] |
点灯時間 | Hiモード…約12時間 Midモード…約18時間 Lowモード…約30時間 |
保護等級 | IPX4 落下耐性2m |
電源 | 専用リチウムイオン充電池3747 3.6~3.7V 4,700mAh |
充電時間 | 約6時間 |
サイズ | 約40×193×50[㎜] |
重量 | 約347[g] ※専用充電池含む |
※抜粋して記載しています。詳しくはメーカーのサイトなどをご参照ください。またスペックの一部は実測値を記載しています。
総合評価
製品名 | タジマのセフハンドライト ヒーター付SFNDHH50A-B47 |
---|---|
総合おすすめ度 |
項目 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
明るさ | 最大500lmで、現場用としては十分 | |
点灯時間 | 500lmで12時間なので長持ち | |
サイズ | 少し大きいが、性能と電池容量からすれば納得 | |
堅牢性 | 落下強度2mで安心 | |
付加機能 | ヒーター機能付き セフ着脱に対応 |
※評価については、他メーカーの同等クラスの製品との比較や、個人的な主観を元に点数を付けています。
ヒーター機能の性能
タジマのセフハンドライト ヒーター付のカイロとしての性能を見てみます。
温度と時間
温度は3段階で調整が可能です。それぞれのモードで連続使用時間が違うので、それも合わせて表にしています。
モード | 温度 | 連続使用時間 |
---|---|---|
強 | 60℃ | 2時間 |
中 | 50℃ | 3時間 |
弱 | 40℃ | 5時間 |
他の充電式カイロと比較すると、温度については遜色ない性能ですが、連続使用時間は少し劣ります。充電式カイロの専用モデルなら、製品によっては倍の時間持つものもあります。
私は時々、温められれば良いので十分な時間だと思います。長時間使いたい人は要注意です。
しかし別売りで専用充電池だけも販売しているので、そちらを準備しておけば時間の問題は解決できます。
ヒーターの範囲
タジマの公式サイトでは、持ち手部分が暖かくなるとのイメージ画像があります。
しかし実際にはどの範囲が温められるのでしょうか?
サーモグラフィーで撮影した画像を載せておきます。
画像の通り、きれいに持ち手部分のみが発熱しています。持ち手部分の面積は、一般的な男性の手で丁度、全面を隠せるくらいです。
発熱する範囲が少し大きく感じました。もう少し狭めれば、使用可能時間が伸びたのではと思います。
ハンドライトとしての性能
タジマのセフハンドライト ヒーター付は、あくまでもハンドライトがメイン機能です。その性能はいかがなものでしょうか?
照度と時間
ライトの明るさは3段階で調整可能です。それぞれのモードで連続使用時間が変わるので、合わせて表にしています。
モード | 照度[lm] | 連続使用時間 |
---|---|---|
Hi | 500 | 12時間 |
Mid | 250 | 18時間 |
Low | 50 | 30時間 |
最大の明るさは500lmと、現場での使用に十分な性能があります。他メーカーの製品などと比較すると、中に1000lm近くの明るさを持つ製品もありますが、500lmも上位のモデルと言えます。
またその500lmで、12時間の連続使用時間があるのはおすすめポイントです。他の製品では、ここまでの連続使用時間はなかなか見かけません。4700mAhの大容量バッテリーだからこその性能です。
明るさと連続使用時間を合わせた総合的な性能は、他メーカと比べてもかなりの上位モデルと言えます。
フォーカスコントロール
タジマのセフハンドライト ヒーター付はフォーカスコントロールの機能も付いています。
ハンドライトは様々な場面で使用するので、フォーカスコントロール機能は必須ですね。
スポット照射時の最大照射距離は100mとなっており、かなり遠くまで照らすことができます。
ライト機能以外のおすすめポイント
タジマのセフハンドライト ヒーター付は、ライトとしての基本性能以外でもおすすめポイントがあります。
セフ着脱式に対応
私がタジマのセフハンドライト ヒーター付を購入した最大のポイントが、セフ着脱式に対応している点です。
セフ着脱式とは、タジマが発売している着脱可能な腰道具シリーズです。腰ベルトにアタッチメントをつけておけば、簡単に腰袋やツールホルダーを着脱可能です。
私は様々な状況で作業するので、このセフ着脱式シリーズを愛用しています。
セフ着脱式の詳しい紹介はこちらの記事をご覧ください。
タジマのセフハンドライト ヒーター付は底部に可動式のセフフックが付いています。
セフフックにはマグネットが内蔵されており、ライト使用時には底部に収納されて邪魔になりません。
セフフックが可動式なので、心配となるのが耐久性です。各部は頑丈に作られており、見た目では耐久性で心配はありません。
またこの可動式のセフフックがついた、テールキャップ部分だけの別売りがあります。万が一、壊れてもその部分だけ交換できるので安心です。
充電がUSB Type-C
タジマのセフハンドライト ヒーター付の電源は、専用バッテリータイプです。
充電方法は、バッテリー本体の端子に直接充電するタイプとなっています。
充電端子はUSB Type-Cとなっているので、市販のUSB充電器から充電が可能です。USB Type-Cならスマホなどとも共用できるので、どこでも充電できるので良いですね。
しかしUSB Type-Cなら高速充電が可能なイメージですが、この専用バッテリーであるリチウムイオン充電池3747は高速充電はできません。
充電時間は、0から満充電まで約6時間となっています。
まとめ
- ヒーター付きでカイロ代わりにもなるライト
- ライトとしての性能は上位クラス
- セフ着脱式に対応
タジマのセフハンドライト ヒーター付は、カイロ代わりにもなるハンドライトということで、その性能面が心配かと思います。この手の1台2役の製品はどっち付かずの中途半端なものとなりがちです。
しかしタジマのセフハンドライト ヒーター付は、ライトとしては上位クラスの性能を持っており、ヒーターも実用的だと感じました。どっちもバッテリーで動くので、とても良いアイデア製品だと思います。
寒い時期には、あって良かったと感動することでしょう。
この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。
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