圧着端子・圧着スリーブの正しい圧着方法と不良例

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どうもじんでんです。電線コネクタの1つである圧着端子・圧着スリーブは、よく電気工事で利用されています。圧着端子・圧着スリーブは手軽に電線を接続できる反面、誤った使い方をすると接続不良による事故を引き起こします。ここでは、正しい圧着端子の付け方や不良例を解説します。

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圧着端子・圧着スリーブの種類

圧着端子と圧着スリーブは、大きく分類すると次の4つに分けられます。

  • 裸圧着端子
  • 裸圧着スリーブ
  • 絶縁被覆付圧着端子
  • 絶縁被覆付閉端接続子

それぞれは更に細かく分類することができますが、この4種類に分けて解説します。

裸圧着端子

裸圧着端子はR形やY形がある、電線を機器に接続する為の端子です。

裸圧着スリーブ

裸圧着スリーブは、E形、P形、B形があります。E形はリングスリーブとも呼びます。リングスリーブの方がメジャーな呼び方ですね。

絶縁被覆付圧着端子

絶縁被覆付圧着端子は、裸圧着端子に初めから絶縁被覆がついているものです。

絶縁被覆付閉端接続子

絶縁被覆付閉端接続子は、裸圧着スリーブに初めから絶縁被覆がついている様なものです。

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圧着方法の基本

まず全ての圧着作業に共通する、基本について解説します。

  • 種類に合った圧着工具を使用する
  • 電線サイズを抱合範囲に収める

それぞれについて詳しく解説します。

種類に合った圧着工具を使用する

圧着端子、圧着スリーブには色々な種類があります。それぞれに適した圧着工具が存在します。サイズも色々とあり、種類が違っても丁度良さそうな場合があります。しかし適切でない圧着工具で圧着すると、圧着不良に繋がります。

適切な圧着をする為にも、それぞれの種類に適合した圧着工具を使用しましょう。

圧着工具の選び方についてはこちらの記事をご覧ください。

電線サイズを抱合範囲に収める

圧着端子、圧着スリーブには、それぞれ色々なサイズがあります。またそれぞれのサイズには、電線抱合範囲をいうものが決められています。

電線抱合範囲とは、端子に使用できる電線のサイズの範囲です。下限と上限が決められています。

上限を超えた場合は、端子に電線が収まらず使用できません。下限を下回ると端子に電線は収まりますが、圧着が不十分となり抜けや接触不良を引き起こします。

また1つの端子に複数の電線を差込む場合は、電線のサイズの合計が電線抱合範囲に収まるようにします。

※圧着端子や圧着スリーブの種類によっては、複数本で使用する場合は細かく条件が定められている場合があります。

電線抱合範囲については、こちらで一覧でまとめています。

正しい位置を圧着する

圧着端子、圧着スリーブには決められた圧着箇所があります。そのポイントより、前過ぎたり、後ろ過ぎたりしてはいけません。

また圧着端子では、表裏も大事になってきます。オスダイスにて表面を圧着しましょう。逆にすると不良となります。

圧着作業に共通する不良例
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種類別の正しい付け方と不良例

前述した、4種類それぞれの正しい圧着の付け方と不良例を解説します。

裸圧着端子

裸圧着端子では、端子の前後に1mm程度、導体部が露出する様にします。これを大幅に超えていると不良となります。

裸圧着端子の圧着の正しい例と不良例

裸圧着スリーブ

裸圧着スリーブはP形、B形、E形でポイントが変わるので、分けて解説します。

P形

P形では、スリーブの前後に1mm程度、導体部が露出する様にします。これを大幅に超えていると不良となります。

裸圧着スリーブ(P形)の圧着の正しい例と不良例

B形

B形では、電線を奥まで差込み根元にて導体部が1mm程度、露出する様にします。

これを大幅に超えていると不良となります。

裸圧着スリーブ(B形)の圧着の正しい例と不良例

E形

E形では、スリーブの前後に1〜2mm程度、導体部が露出する様にします。これを大幅に超えていると不良となります。

裸圧着スリーブ(E形)の圧着の正しい例と不良例

絶縁被覆付圧着端子

絶縁被覆付圧着端子では、端子の前後に1mm程度、導体部が露出する様にします。これを大幅に超えていると不良となります。

絶縁被覆付圧着端子では、ダイスが前後に2つに分かれいます。導体部を圧着する部分と根元の絶縁被覆を圧着する部分に分かれています。前後を間違えて圧着すると、圧着不足で接触不良や抜けが発生します。

また適切な圧着工具を使用しないと、絶縁被覆を破損して充電部が露出してしまいます。

絶縁被覆付圧着端子の圧着の正しい例と不良例

絶縁被覆付閉端接続子

絶縁被覆付閉端接続子では、導体部をしっかりと奥まで差込み、根元で導体部が露出しない様にします。差し込みが甘かったり、根元にて導体部が露出していると不良となります。

また圧着位置も他のものに比べて重要です。圧着位置はスリーブのある位置の中央です。絶縁被覆付閉端接続子では先端に空間があるので、圧着位置を間違えないようにしましょう。

絶縁被覆付閉端接続子の圧着の正しい例と不良例

まとめ

  • 圧着には正しい付け方がある
  • 種類に合った適切な圧着工具を使用する
  • 電線の導体部の長さに注意する

圧着接続は、手軽に使用できる電線の接続方法ですが、解説した通り色々と大事なポイントがあります。誤った使用は、接続不良によるトラブルに繋がります。ポイントを押さえて正しい圧着作業をしましょう。

この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。

この記事を書いた人
じんでん

当サイトの運営者。
電気設備の保守管理の仕事に携わっています。専門知識ってネットでは出てこないか、難しすぎるって場合がおおくないですか?そこで私は電気関係の仕事で役立ちそうな情報を簡単に分かりやすく発信しています。
〔保有資格〕
・第3種電気主任技術者
・第1種電気工事士
・消防設備士

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