どうもじんでんです。電線や圧着端子を探しているとAWGというサイズの表記を見かけます。日本ではあまり馴染みのない規格ですが、AWGは電線の太さを表しています。
今回は、このワイヤーゲージという規格について解説します。
ワイヤーゲージとは?
ワイヤーゲージにはいくつかの規格があります。
- 米国ワイヤーゲージ・・・AWG(American Wire Gauge)
- 英国標準ワイヤーゲージ・・・SWG(British Imperial Standard Wire Gage)
- バーミンガムワイヤーゲージ・・・BWG(Birmingham Wire Gage)
この中で、日本でも見かけるのはAWGです。
身近なところでは、圧着端子の電線抱合範囲としてAWGサイズでも記載があります。
AWGはアメリカの安全規格であるUL規格で認定されている電線の規格です。
AWGの表記
日本では電線の太さを表すのに単線であれば直径の「㎜」、より線であれば断面積の「㎟」または「sq」で表記されます。これらは直接的に電線のサイズを表しています。
しかしAWGでは、「AWG〇〇」と表記され〇〇には数字が入ります。数字は直接的ではなく間接的にサイズを表現します。
例えばAWG14は2.082㎟で、AWG12は3.309㎟となります。
また特徴的なのは数字が大きくなるほど、電線サイズは小さくなる点です。これは上記の例でも分かると思います。
日本の規格とは逆になるので注意が必要です。
AWG1よりも大きいサイズは、表記が少し変わります。
- AWG0=AWG1/0
- AWG00=AWG2/0
- AWG000=AWG3/0
- AWG0000=AWG4/0
AWGの表記はAWG〇〇の他に、AWG#〇〇やAWG〇〇番とも表記されることがあります。
AWGサイズ一覧表
AWGのサイズ一覧表は下記のページにまとめています。
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