【電気用語解説】需要家・需要設備

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【電気用語解説】需要家・需要設備のアイキャッチ 電気用語

どうもじんでんです。今回は初見では、よくわからない「需要家」「需要設備」について解説したいと思います。

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需要家とは?

需要家とは一般的に「電気、ガス、水道のサービスを供給を受ける者」を指します。

電気の供給を受ける、個人や法人の事を需要家と言います。また契約電力でいくつかに分けられます。

低圧需要家

低圧需要家は、契約電力が50kW未満の需要家を指します。

また名前の通り、低圧で受電する需要家でもあります。一般の家庭はこれに該当します。

高圧小口需要家

高圧小口需要家は、契約電力が50kW以上500kW未満の需要家を指します。

高圧で受電する需要家において、比較的に契約電力が少ない需要家です。小規模な工場やビル、施設があります。高圧大口需要家とまとめて高圧需要家とも呼んだりします。

高圧大口需要家

高圧大口需要家は、契約電力が500kW以上2000kW未満の需要家を指します。

高圧で受電する需要家において、契約電力が多い需要家です。中規模な工場やビル、施設があります。高圧小口需要家とまとめて高圧需要家とも呼んだりします。

特別高圧需要家

特別高圧需要家は、契約電力が2000kW以上の需要家を指します。

特別高圧で受電する需要家です。大規模な工場やビル、施設があります。

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需要設備とは?

需要家に似た言葉で、「需要設備」と言う言葉もあります。

需要設備とは、電気事業法施行令第27条3項13号にて定義され「電気を使用するために、その使用の場所と同一の構内(発電所又は変電所の構内を除く。)に設置する電気工作物の総合体をいう。」とされています。

※2020年8月時点での電気事業法施行令を参照しています。できる限り最新のものを参照して更新したいと思いますが、タイミングで相違がある場合がありますのでご注意下さい。

簡単に言うと同一構内の電気工作物全てを指します。

例えば高圧で受電する工場であれば、受変電設備(キュービクル)や構内の電線路、使用機器(電動機や蛍光灯、コンセント等)などの全ての電気工作物が対象です。

電気工作物についてはこちらも記事をご覧下さい。

この記事を書いた人
じんでん

当サイトの運営者。
電気設備の保守管理の仕事に携わっています。専門知識ってネットでは出てこないか、難しすぎるって場合がおおくないですか?そこで私は電気関係の仕事で役立ちそうな情報を簡単に分かりやすく発信しています。
〔保有資格〕
・第3種電気主任技術者
・第1種電気工事士
・消防設備士

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コメント

  1. タワーマンションのオール電化は、エコキュートなどの設置が、無くても
    受変電設備があれば対応できるのですか?

    • てらじまみちこさま

      コメントありがとうございます。
      オール電化の条件などは、私の専門外で分かりません。
      大変申し訳ありません。
      電気の容量的な問題であれば、受電設備を設ければ容量の問題は解決できるかと思います。

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