どうもじんでんです。あなたは乾電池って使いますか?最近は様々な機器がバッテリー内蔵で充電して使うものが増えて、乾電池の出番は少なくなりましたね。
しかしまだまだ乾電池の需要は多くあります。乾電池の問題は、使用後にゴミとなってしまう点です。この点を解消する為に、エネループなどの充電池を利用している方も多いのではないでしょか。私もエネループを活用しています。
充電池といえばエネループが有名で、パナソニックと国内メーカーの安心感もあり利用しています。買い足そうと見ていると、同じパナソニックで充電式エボルタなるものが発売されています。
同じパナソニックで同じ充電池で、何が違うのでしょうか?ここではエネループと充電式エボルタの違いや種類について解説します。
eneloopと充電式EVOLTAとは?
eneloopと充電EVOLTAについて、簡単に概要を説明します。
ちなみにeneloopも充電式EVOLTAも充電器は共通で使えます。おすすめの充電器も紹介しています。併せてご覧下さい。
eneloopとは?
eneloop(エネループ)といえば、充電池の代表ともいえる製品ではないでしょうか。エネループは元々は、三洋電機が開発した製品です。しかし三洋電機がパナソニックに買収されたことにより、現在はパナソニックがブランドとなっています。
最近は様々な充電池が発売されていますが、エネループは国内メーカー製ということで信頼性及び安心感があります。
充電式EVOLTAとは?
EVOLTA(エボルタ)といえば、長持ちする乾電池としてパナソニックから発売されているブランドです。テレビCMで、エボルタくんというロボットによるチャレンジが有名ですね。
そのEVOLTAブランドの充電池として発売されているのが、充電式EVOLTAです。
エネループもエボルタもパナソニックの製品なので、どちらが良いのか混乱してしまいますね。なんとなくエボルタの方が高性能というイメージがありませんか?
種類
エネループと充電式エボルタの違いに触れる前に、もう1つ知っておくことがあります。それはエネループも充電式エボルタも1種類ではなく、複数の種類があるということです。
eneloopの種類
エネループには、下記の2つの種類が存在します。
- eneloop
- eneloop pro
eneloopはスタンダードモデルで、白色を基調としたデザインとなっています。eneloop proはハイエンドモデルで、黒色を基調としたデザインとなっています。
また昔はeneloop lightという、スカイブルー色のお手軽モデルも存在していましたが、現在は発売されておりません。
充電EVOLTAの種類
充電式エボルタには、下記の2つの種類が存在します。
- 充電式EVOLTA
- 充電式EVOLTA e
充電式EVOLTAはスタンダードモデルで、緑色のラインが入ったデザインとなっています。充電式EVOLTA eはお手軽モデルで、オレンジ色のラインが入ったデザインとなっています。
比較
前述で紹介した4種類のパナソニックの充電池を様々な観点から比較したいと思います。
ここで比較するのは全て単3形です。またエネループ及びエボルタは年代によってマイナーチェンジしています。ここでは2022年10月時点で最新の品番で比較しています。
比較一覧表
製品 | eneloop | eneloop pro | 充電式EVOLTA | 充電式EVOLTA e |
---|---|---|---|---|
サイズ | 単3形 | 単3形 | 単3形 | 単3形 |
品番 | BK-3MCC | BK-3HCD | BK-3MLE | BK-3LLB |
電圧 | 1.2V | 1.2V | 1.2V | 1.2V |
容量 | 1900mAh | 2500mAh | 1950mAh | 1000mAh |
繰り返し回数 (JIS C8708 2019) | 約600回 | 約150回 | 約500回 | 約1200回 |
その他 | 外装抗菌加工 出荷時充電済み | 外装抗菌加工 出荷時充電済み | 液漏れ防止製法採用 | 液漏れ防止製法採用 |
容量で比較
容量とは電気をどれだけ貯められるかの指標です。数字が大きいほど、満充電で使える電気が多いといえます。
容量が大きい順で並べると次のようになります。
- eneloop pro (2500mAh)
- 充電式EVOLTA (1950mAh)
- eneloop (1900mAh)
- 充電式EVOLTA e (1000mAh)
eneloop proは圧倒的に多いです。eneloopと比べて1.3倍もあります。
EVOLTAとeneloopは僅かな差しかありません。殆ど同じといっていいでしょう。
EVOLTA eにおいては、EVOLTAの約半分程度しかありません。
繰り返し回数
繰り返し回数は日本産業規格(JIS)で定められた、所定の試験方法に基づく寿命の目安です。繰り返し回数が多いほど、寿命が長いといえます。
繰り返し回数が多い順で並べると次のようになります。
- 充電式EVOLTA e (約1200回)
- eneloop (約600回)
- 充電式EVOLTA (約500回)
- eneloop pro (約150回)
繰り返し回数は、最大と最小を比べると約10倍近くの差があります。
こう見るとeneloop proは容量は多いですが、寿命は短いのでコストパフォーマンスは悪いといえます。
eneloopと充電式EVOLTAはほぼ同じです。充電式EVOLTA eは倍近くの寿命があります。
その他
eneloopも充電式EVOLTAも性能以外の違いがあります。
eneloopブランドでは、外装抗菌加工と出荷時充電済みという特徴があります。充電済みなので、買ってすぐに使えるのは良いですね。
充電式EVOLTAブランドでは、液漏れ防止製法採用という特徴があります。乾電池で発生する液漏れを発生しにくいようになっているので、安心して使用できます。
まとめ
- eneloopと充電式EVOLTAはほぼ同じ性能
- ハイエンドならeneloop pro
- お手軽モデルなら充電式EVOLTA e
eneloopと充電式EVOLTAを比べましたが、結果は殆ど同じ性能でした。僅かな違いはありますが、実感できるレベルではないでしょう。
ただしハイエンドモデルはeneloop pro、お手軽モデルなら充電式EVOLTA eしか選択肢がありません。この結果からeneloopと充電式EVOLTAは、用途によって上手に使い分けする必要があります。
この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。
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