【レビュー】検相器の定番!HIOKIのPD-3129

計測器
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どうもじんでんです。今回は検相器のオススメを紹介したいと思います。

検相器とは相回転計とも呼んだりもする、相回転を測定する測定器です。測定器と言えばHIOKIという事で、今回もHIOKIのものを紹介します。

相回転について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

日置のPD-3129

今回、紹介するのはHIOKIのPD-3129です。PD-3129には2種類あり「PD-3129」と「PD-3129-10」があります。

これら2つは基本的な性能には違いはありません。

違いは電線を噛ませるクリップのサイズです。PD-3129は外径2.4〜17mmで、PD-3129-10は外径7〜40mmの電線で測定する事ができます。

私のオススメはPD-3129-10の方です。しかし業種により向き不向きがありますので、よく使う電線サイズを確認してから決めて下さい。

スペック

  • 測定可能電圧…AC70V〜600V
  • 周波数…45Hz〜66Hz
  • 電源…単3電池×2本

※スペックは抜粋して記載しています。詳しくはメーカーのホームページなどを参照下さい。

特徴

PD-3129には他の検相器にはない、素晴らしい特徴があります。それらを紹介していきます。

被覆の上から安全に測定

相回転を測定する上で、クリップを充電回路に接続する必要があります。今までの機種は活線部に接触させる必要があり、感電や短絡の危険性がありました。

このPD-3129では、なんと電線の被覆の上からでも測定できます。これにより、感電や短絡の危険性がなく安全に測定する事ができます。また、クリップにも金属部が無く安全です。

被覆の上で測定できるので測定箇所を選ばない為、ベストな場所で測定でき間違いを減らす事ができます。

相回転の表示

昔の検相器は、相回転の表示を円盤の回転や、ランプの回る方向で表示していました。これらは時に分かりにくく、特に円盤のタイプは回り始めると判断が難しい時がありました。

このPD-3129では従来のランプの光る順番での表示はもちろん、正相の時にのみ光るランプで表示してくれます。これによりパッと見ただけで、点灯していれば正相、消灯なら逆相と直感的に判断できます。

またブザー音による判断も可能です。正相なら「ピッ、ピッ、ピッ」となり、逆相であれば「ピー」となり違いがあります。これも地味にありがたい機能です。

本体固定のマグネット

検相をする際に、3本のクリップを測定回路に接触させます。この時、本体がとても邪魔になります。

PD-3129は本体の裏にマグネットが内蔵されています。これにより盤に固定でき、電線も引っ張る事なく測定する事ができます。

ちょっとした事ですが、測定の際のイライラを解消させてくれます。

本体の収納袋

PD-3129には付属で収納袋が付いてきます。PD-3129でもPD-3129-10でも同じものが付属されます。

PD-3129では難なく収納できるのですが、PD-3129-10では少しキツい感じです。綺麗にまとめて収納しないとチャックが閉じません。

もう一回り大きくして貰えるとありがたいです。少しだけマイナスポイントです。

ある程度、まとめても収納袋がいびつな形になります。時間をかけて綺麗にまとめれば良いのでしょうが、さっと片付けれれる方が良いですね。

まとめ

  • PD-3129とPD-3129-10があり、違いはクリップの大きさ
  • 被覆の上から測定でき安全
  • 相回転の表示はランプとブザー音で判断できる
  • 本体はマグネット内蔵で盤に固定できる
  • PD-3129-10は収納袋に綺麗にまとめないと入らない

検相器と言えばこのPD-3129と言うくらい、メジャーなものです。特に不便な事もなく、これを選べば間違いなしと言ってもいいでしょう。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

この記事を書いた人
じんでん

当サイトの運営者。
電気設備の保守管理の仕事に携わっています。専門知識ってネットでは出てこないか、難しすぎるって場合がおおくないですか?そこで私は電気関係の仕事で役立ちそうな情報を簡単に分かりやすく発信しています。
〔保有資格〕
・第3種電気主任技術者
・第1種電気工事士
・消防設備士

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