どうもじんでんです。電気工事をしていると電線を切ったり、結束バンドを固定して余分を切ったりしますよね。ペンチやニッパーで切った時に、切れ端が勢いよく飛んでいったなんて経験ありませんか?
現場にゴミを残さないのは仕事の基本です。なので多くは切れ端が飛んでいかないように、手で握りながら作業していると思います。
もし切れ端が飛んでいかなくて片手で作業できるとしたら、作業効率が大幅に向上すると思いませんか?
今回は、そんな切れ端が飛んでいく問題を解決してくれるニッパーを紹介します。
ツノダのつかめるニッパーTH-150NC
切れ端が飛んでいかない便利なニッパーがあります。それはツノダのつかめるニッパーです。
ツノダは、ペンチやニッパーなどの作業工具を製造販売する国内のメーカーです。私は正直あまり知らないメーカーでしたが、つかめるニッパーの存在から注目していこうと思います。
つかめるニッパーは、切ったと同時に切れ端をニッパーが掴んでくれます。これにより切れ端がどっかに飛んでいくことを防いでくれます。
この手の便利アイテムは、着眼点は良いが性能がイマイチなんてことも多いです。しかしつかめるニッパーは性能面も十分、実用的な製品となっています。
つかめるニッパーは複数の種類が発売されています。私はストレート刃タイプで150mmサイズのTH-150NCを選びました。
ツノダのつかめるニッパーをおすすめできる人は、次のような人です。
- 切れ端が飛んでいって煩わしいと思っている人
- 結束バンドや細い電線をよく切る人
総合評価
製品名 | つかめるニッパー TH-150NC |
---|---|
総合おすすめ度 |
項目 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
サイズ | 一般的なサイズで扱いやすい | |
切断能力 | 一般的な性能がある | |
付加機能 | 切れ端を掴める |
※評価については、他メーカーの同等クラスの製品との比較や、個人的な主観を元に点数を付けています。
スペック
製品名 | つかめるニッパー TH-150NC |
---|---|
サイズ | 150mmサイズ |
刃の形状 | ストレート刃 |
切断能力 | 銅線 2㎜ より線 2.0㎜2 プラスチック 4㎜ |
結束バンド最大保持幅 | 9㎜ |
内容品
- 本体
- パッド(予備)×2
切れ端が飛んでいかない
ツノダのつかめるニッパーTH-150NCの特徴は、なんといっても切れ端が飛んでいかないというポイントです。
なぜ切れ端が飛んでいかないかというと、刃の上部にパッドが装着されており、このパッドが切れ端を掴んでくれます。切れ端はニッパーで掴まれているので、そのままゴミ箱に持っていくことも可能です。
使用感
気になるのがどのくらい掴めるのかだと思います。
実際に電線や結束バンドなどを切ってみたところ、しっかりと切れ端をキャッチしてくれます。
より線のKIV電線を切ってみましたが、細い素線もしっかりとキャッチしてくれます。
切れ端はニッパーを開くと簡単に落ちてくれて、ゴミ箱に直接入れることができます。
しかし先ほどのKIV電線は細すぎる為か、何本かはパッドに張り付いたままでした。これはしょうがないかもしれませんが、少し残念なポイントです。
パッドは交換可能
パッドは樹脂でできているので、使っているとどうしても劣化してしまいます。劣化すると掴む能力は落ちてしまいます。そうなるとつかめるニッパーもただのニッパーとなってしまいます。
しかしつかめるニッパーはパッドが交換できるようになっており、新品の状態にすることができます。
つかめるニッパーにスペアが2セット付属しており、パッドだけの購入も可能です。
パッドが交換可能なので、長期間使用することができポイントが高いです。
パッドの交換方法
パッドはニッパー本体にネジで固定されています。
ネジを外すとパッドが取れるので、スペアのパッドを装着してネジで固定すれば完了です。
簡単に交換できますね。
切断能力も十分
つかめるニッパーTH-150NCのような便利アイテムは、便利だけど本来の性能は今ひとつなんてこともあります。しかしつかめるニッパーは、ニッパー本来の性能も十分あります。
今回選んだストレート刃タイプで150mmサイズのTH-150NCは、銅線なら2㎜、より線なら2.0㎜2の切断能力があります。
150㎜サイズのニッパーなら最上位の性能とまではいきませんが、十分な性能は持っています。
切断性能を求めないのであれば、小型の125㎜サイズのTH-125NCも選択肢の1つです。
強力タイプなら更に性能が高い
更に切断性能を求めるなら、強力タイプもおすすめです。
強力タイプの150㎜サイズのTH-150CNCは銅線なら2.6㎜、より線なら3.5㎜2の切断能力があります。
ただし強力タイプはラウンド刃となっているので、結束バンドを切ると切り残しが発生するのがデメリットです。
まとめ
- パッドにより切れ端を掴むことができる
- パッドは交換可能
- ニッパーとしての切断能力も十分
つかめるニッパーは、早く購入すべきアイテムだったと思うくらい便利なアイテムです。一度使うと普通のニッパーには戻れません。
ニッパーとしての性能も十分なので、普通のニッパーと置き換えられます。
この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。
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