どうもじんでんです。電気工事のケーブル被覆剥きは、カッターナイフ派ですか?それとも電工ナイフ派ですか?私は電工ナイフ派です。どちらも特徴はありますが、電工ナイフの方が好きですね。
電工ナイフを選ぶ基準って難しくないですか?電工ナイフは、各メーカーで差が出にくい製品かと思います。しかし探してみると意外と、色々なタイプの電工ナイフがあります。
今回はそんな電工ナイフの中でも、人気商品のタジマのタタックナイフを紹介します。
タジマのタタックナイフDK-TN80
タジマは1909年に創業した日本のメーカーです。主に建築工具を発売しています。タジマといえば、コンベックスが有名ですね。ホームセンターに1つはタジマのコンベックスが置いてあるかと思います。
そんなタジマは電工向け工具も発売しており、その中には電工ナイフもあります。タジマは正直、電工向けのイメージは少ないので、意外と感じる人も少なくないでしょう。
タジマは電工ナイフを何種類か発売していますが、その中で今回紹介するのがタタックナイフという電工ナイフシリーズです。
タタックナイフはブレードの先端にも刃が付いており、叩いてノミの様に使えるのが1番の特徴です。叩けるナイフなのでタタックナイフですね。
タタックナイフには3つの種類があります。
- タタックナイフ
- タタックナイフ ショート
- タタックナイフ ミニ
ノーマルのタタックナイフを基準に、ショートはグリップのサイズは同じでブレードだけが短く、ミニは全体的にコンパクトなサイズ感のものとなっています。
私はノーマルを使っていますので、今回のレビューもノーマルについてなのでご了承下さい。それぞれ特徴がありますが、ノーマルのタタックナイフを買っておけば汎用性が高いです。
タタックナイフをおすすめできる人はこんな人です。
- 人気の電工ナイフが欲しい人
- +αの機能が付いている電工ナイフが欲しい人
- 腰道具にセフ着脱式を使用している人
総合評価
製品名 | タタックナイフ DK-TN80 |
---|---|
総合おすすめ度 |
項目 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
サイズ | 手になじむちょうどいいサイズ | |
切断性能 | 刃がホロー形状 | |
携帯性 | 専用ホルスターがある | |
メンテナンス | 替え刃式ではない | |
付加機能 | 先端刃が特徴 |
スペック
製品名 | タタックナイフ DK-TN80 |
---|---|
形状 | ストレートタイプ |
重量 | 125g |
ブレード材質 | ハードクロームメッキ処理 |
刃 | スチール |
グリップ材質 | エラストマー樹脂 |
叩いてノミの様に使える先端刃
タタックナイフDK-TN80の最大の特徴は、ノミの様に使える先端刃です。
ブレード自体がグリップ内を貫通しているので、ハンマーで叩いて使用できます。貫通部にはエンドキャップがついているので、金属部の露出はありません。
電気工事においてノミを必要とする場面は少ないとは思いますが、ふとした時に常備している電工ナイフが使えると良いですよね。
私は付いててラッキーぐらいの感覚ですが、人によっては1台2役となるのではないでしょうか。
通常の刃も扱いやすい
便利なタタックナイフですが、気になるのは本来の電工ナイフとしての性能ではないでしょうか。
私自身は電工ナイフマニアという訳ではありませんが、使った感じはとても良いです。
刃はホロー形状となっています。ホロー形状は切断抵抗が少なく、電線被覆をスムーズに剥くことができるとされています。
刃の形状については、詳しくないのでこの程度の説明しかできません。しかし他のメーカーでもホロー形状が採用されている製品もあるので、電気工事には適した形状といえます。
セフ着脱式対応の専用ホルスター
タタックナイフDK-TN80は、ストレートタイプの電工ナイフです。よって折りたたみタイプの様に刃の収納ができません。ストレートタイプはサッと使えるのが利点ですよね。
すると必然的にホルスター(入れ物)が必要となってきます。
タタックナイフには専用ホルスターが用意されており、一部の製品は同じタジマのセフ着脱式に対応しています。
私は腰道具をセフ着脱式で統一しているので、セフ着脱式に対応しているのもタタックナイフを選んだ大きな理由です。
セフ着脱式の腰道具については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
専用ホルスターの種類
専用ホルスターは、タタックナイフのみを収納できるものと、タタックナイフとバッリトバサミやムキチョッパなどのタジマ製品の2つを収納できるものがあります。
またそれぞれに通常タイプとセフ着脱式タイプが用意されています。
更にタタックナイフミニは、また別に専用ホルスターが用意されています。
ナイフホルスター
ナイフホルスター縦2連
ナイフセフホルスター
ナイフセフホルスター縦2連
タタックナイフミニセフホルスター
この様に種類が多いので、購入する際は気をつけましょう。私はナイフセフホルスター縦2連を使用しています。
ナイフセフホルスター縦2連には、タタックナイフとバリットモールというタジマのモール用ハサミを入れています。
細かい所もポイントが高い
タタックナイフDK-TN80は、電工ナイフとして細かいポイントまでこだわっています。
叩けるのが最大のポイントですが、ただの電工ナイフとしても良い製品です。
ブレードカバー付き
タタックナイフを購入すると、ブレードカバーが標準で付いてきます。腰道具として使用しない人にはありがたいですね。
ただし専用ホルスターを購入した人には無用な物となるので、別売りでも良いのかなと感じます。
なおブレードカバーや、前に紹介したエンドキャップも単品での購入も可能です。
無くしたり、壊したりしても安心ですね。
安全ロープ取付穴
タタックナイフDK-TN80には、落下防止用の安全ロープ取付穴がついています。電気工事の現場では高所作業もあるので、落下防止用安全ロープの取り付けが必須の人もいるでしょう。
安全ロープ取付穴は、どの様な工具でも付いている事に越したことはありません。
まとめ
- 叩いてノミの様に使える先端刃付
- セフ着脱式に対応している
- 電工ナイフとしての性能も標準以上
電工ナイフは電気工事士の必須アイテムの1つです。しかし電工ナイフにこだわっている人は少ない様な気もします。
電工ナイフも探してみれば、色々な製品があります。その中でも、今回のタタックナイフはおすすめです。
これを機に、電工ナイフにもこだわってみてはいかがでしょうか。
この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。
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