どうもじんでんです。ネジを回そうと思ったら、固くて回らないなんて経験ありませんか?
無理にいけばネジを舐めてしまい、取り返しのつかないことになります。そんな時に役立つのが、ボルスター付きのドライバーです。
ボルスター付きドライバーは軸の根本が六角形となっており、そこにレンチをかけて軸を回すことができるものです。通常のドライバーより大きなトルクをかけることができるので、硬いネジを外す際に役立ちます。
しかしドライバーの先端は多くの種類やサイズがあるので、それぞれをボルスター付きに変えるのは経済的ではありません。
そこでボルスター付きのビットハンドルを導入して、ビットを適切なものに差し替えれば1つで多くのネジに対応できます。
そんなボルスター付きのビットハンドルで、電気工事におすすめの製品があったので紹介します。
ENGINEERのGTドライブDZー70
今回、紹介するボルスター付きのビットハンドルは、ENGINEERのGTドライブDZ-70です。
ENGINEERは、外れないネジを外すのに特化したネジザウルスシリーズを販売する会社です。ENGINEERという会社名は知らなくても、ネジザウルスは聞いたことがあるのではないでしょうか。
ボルスター付きのビットハンドルは様々な会社から、多くの製品が発売されています。そんな中からGTドライブを選んだ、大きな理由が1つあります。
それはボルスターのサイズが対辺13㎜である点です。この13㎜というサイズが電気工事におすすめなポイントです。詳細は後述します。
この記事では、そんなGTドライブを紹介します。
GTドライブはこんな人におすすめです。
- 硬いネジを外すのにボルスター付きドライバーが欲しい人
- 多くのネジの種類やサイズを扱う人
- 電気工事をしている人
総合評価
製品名 | エンジニア GTドライブ DZ-70 |
---|---|
総合おすすめ度 |
項目 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
機能 | ボルスター付き サイズが13㎜なのが良い | |
サイズ | 力を掛けやすいサイズ感 | |
重量 | 気になる重さはない | |
バリエーション | 特に無し | |
付加機能 | 貫通ドライバー 電気工事では注意が必要 |
※評価については、他メーカーの同等クラスの製品との比較や、個人的な主観を元に点数を付けています。
スペック
製品名 | エンジニア GTドライブ DZ-70 |
---|---|
対応ビット | 6.35㎜ |
付属ビット | 無し |
サイズ | 121×φ38㎜(ビットを装着していない場合) |
重量 | 約146g(ビットを装着していない場合) |
ラチェットギア | 非対応 |
※抜粋して記載しています。詳しくはメーカーのサイトなどをご参照ください。またスペックの一部は実測値を記載しています。
ボルスターのサイズが13mm
GTドライブを選んだ1番のポイントは、ボルスターのサイズが13㎜である点です。ボルスター付きドライバーは、ボルスターのサイズに合わせたレンチを準備する必要があります。
私が探した限りですが、多くのボルスター付きビットハンドルのサイズは12㎜でした。
12㎜と13㎜ではサイズ的には大きく変わりません。しかし、このサイズのレンチを持っているかどうかは変わってきます。
電気工事では、六角ボルトを回すためにレンチ類を所持している人は多いと思います。その中でも13㎜はよく使用するサイズで、常に携帯している人も多いでしょう。私も13㎜はよく使うので、常に腰道具にぶら下げています。
しかし12㎜はどうでしょうか。私の経験では、殆ど使用した経験がありません。
これらの理由から、ボルスターのサイズが13㎜のGTドライブをおすすめします。
せっかくボルスター付きのビットハンドルを買っても、いざという時に別途でレンチも用意するのは大変ですよね。
他の職種では分かりませんが、電気工事用途ならGTドライブがおすすめです。
市販のビットを差し替えて使える
ボルスター付きのビットハンドルであるGTドライブは、市販のビットを装着して使用します。
これによりプラスネジの各種サイズや、その他の形状のネジにも、ビットを準備するだけで対応可能です。それぞれをボルスター付きドライバーで準備するのは経済的ではないですね。
今、電動ドライバーなどで使っているものがあれば、そのまま流用できます。
裏を返せば扱うネジのサイズや種類が少ない人には、GTドライブはあまりおすすめできません。
ただし使用するビットで、1つの注意事項があります。
誤って50㎜未満のビットを差し込んだ場合は、本体から外せなくなる可能性があるので注意しましょう。しかし50㎜未満のビットはあまりないので、市販のビットであれば気にしなくても大丈夫です。
貫通ドライバーなので注意
GTドライブは、全体的に電気工事におすすめできるボルスター付きビットハンドルです。
しかし電気工事に使用するにあたって残念なポイントがあります。それはGTドライブが貫通ドライバーである点です。
電気工事において、基本的には貫通ドライバーはNGとされています。貫通ドライバーはドライバーの底辺から先端まで金属の芯が通っており、底辺を叩くことで強力な力を先端に伝えることができるドライバーです。
電気工事ではこの金属が問題で、先端を充電部に当てると底辺に導通して作業者が感電してしまいます。
このことから電気工事では、貫通ドライバーはよろしくないとされています。
停電状態で使用する分には何ら問題はないので、状況に応じて使用するようにしましょう。
まとめ
- GTドライブは電気工事におすすめのビットハンドル
- ボルスター付きで固いネジも外せる
- ボルスターサイズが13㎜なのが良い
- 貫通ドライバーなので注意
ボルスター付きドライバーは1本は持っておきたい工具です。その中でもボルスター付きビットハンドルが汎用性が高くおすすめです。
電気工事で使用するならGTドライブをおすすめします。ネジザウルスは外せないネジ外しのイメージが強いですが、意外と普段使いできる製品も多くあります。
この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。
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