どうもじんでんです。今回はクランプメーターのレビューをしていきます。
「クランプメーターってなに?」や「どう選んだらいいの?」って方は下の記事を読んで下さい。
クランプメーター CM3289
今回、紹介するのはHIOKIのCM3289になります。計測器と言えばHIOKIです。私の持っている測定器も、HIOKIが多くを占めています。
スペック
- 交流電流…42~1000A
- 交流電圧…4.2~600V
- 直流電圧…420mV~600V
- 抵抗…420~42MΩ
- 測定可能径…Φ33㎜以下
- 電源…コイン型リチウム電池CR2032
- 寸法…57W×181H×16D ㎜
- 重さ…100g
※仕様を簡単にまとめていますので、詳しい仕様は、メーカー様のサイト等を確認して下さい。
いいところ!
このクランプはただ電流を測定するだけではありません。付属プローブを使用すれば交直の電圧や抵抗の測定など簡単なマルチメーターとしても使用できます。
これ1台もっておけば、現場での測定は網羅できると思います。大きさもポケットサイズなので、持ち歩きにも便利です。
このクランプメーターの最大の特徴は、先端のクランプ部の形状にあります。クランプ部が従来に比べて長細くなっており、狭い箇所でも測定しやすくなっています。
技術の発展により電気のキュービクルや分電盤も小型や省スペース化が進んでいます。
ただしこれにはデメリットもあり、その一つが配線間隔の狭さです。小型化すれば当然、配線の間隔は狭くなります。なのでクランプメーターによる測定をしようと思うと、クランプ部が配線の間に入らず測定ができないことがあります。これを解決してくれるのがこのクランプメーターなのです。
私も現場で使用していますが、今までは測定しづらい場所でもスイスイとストレスなく測定できます。この快感は一度使用すると、もう他のクランプメーターは使えません。
他にも別売りではありますが、フレキシブルセンサをかえばより大きな電線や狭い箇所の測定もできます。
残念なところ
基本的には満足なCM3289なのですが、残念なポイントもあります。
それはもう少し測定可能径が大きければなと思います。現状のΦ33㎜だとたまに電線に噛ますことができない場合があります。以前使っていたクランプメーターはΦ40㎜あったのですが、電線に噛まないなと思ったことはなかったので、Φ40㎜あるといいのかなと思います。
ですが別売りのフレキシブルセンサを使えば、さらに大きいサイズも測定できます。
まとめ
- クランプ部が長細く、様々な場所をストレスなく測定できる。
- 電圧・抵抗の測定もできるので、簡単なマルチメーターの代役になる。
- ポケットサイズで持ち運びに便利。
- 測定可能径がΦ33㎜なので少し小さく感じた。
- 別売りだがフレキシブルセンサを使用すれば大きい径やより狭い箇所の測定ができる。
以上、クランプメーターHIOKIのCM3289のレビューでした。
この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。
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