【疑問】単線に圧着端子を使用してはいけないのか?

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電気工事

どうもじんでんです。今回は前々から疑問に思っていた、圧着端子の謎について書きました。

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単線に圧着端子を使ってはいけない?

電気機器と電線の接続といえば、圧着端子を使う事が多いと思います。圧着端子といえば、基本的により線への使用が考えられます。より線のままでは接続ができませんからね。

しかし稀に単線に使用したい場合があります。しかし問題があります。

経験が浅い人だと「何が問題なの?」と思われるかもしれません。

世の中の電気工事のプロの中には「単線に圧着端子なんて使用したらいけない」と言われる方がいます。

私も実際に言われて「なんで??」となった記憶があります。

使ってはいけない理由

「単線に圧着端子なんか使ったらダメ」と言われた時に、私は「なんで?」と問いかけました。

その回答は「単線だと圧着した首が折れるから」と言うものでした。

「圧着した首」とは、下の画像の部分です。

単線に圧着した首の部分を触ってみると、確かに脆く感じます。何度か曲げるとポキッといきそうです。しかしそれはより線でも同じような気もします。

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それでも使いたい

それでも使用しなければ、きちんと接続できない場合もあります。

具体例としては、既存の圧着端子付き電線が接続してある端子台からVVFケーブルなどの単線で分岐したい時です。

こんな時は、単線のまま接続すると接触不良を起こします。

圧着端子をつけなくても解決方法はあります。

  • そもそもVVFケーブルではなく、より線の電線を使う
  • 端子台に空きがあれば、頭渡しで空き端子から分岐する

などなど他にも方法はありそうです。

でも、それでも使わないといけない場面もあるかと思います。

果たして、本当に単線に圧着端子を使うのはダメなのか?何か決まりがあるのか?それとも過去の経験からのものなのか?

どうしても気になり調べてみました。

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決まりがあるのか?

電気には色々と法律や規定、規格が存在します。果たしてどこかで決まっているのでしょうか?

電気設備技術基準では?

まずは法律である電気設備技術基準を見てみましょう。

電線の接続においては電気設備技術基準では12条にて、次のように規定されています。

  • 電線の電気抵抗を増加させない
  • 電線の引張強さを20%以上減少させない
  • 接続部分には、接続管その他の器具を使用し、又はろう付けすること

これらは、電気に携わる人なら一度は見たことのある文ですね。電気工事士などの試験にも出題される条文です。

しかしこれでは、圧着端子については記載がありません。「接続管その他器具」に圧着端子が含まれるかどうかでしょうか。

内線規程では?

次に内線規程を見てみましょう。

内線規程は民間自主規格です。しかし電気設備技術基準を補完し具体的に規定するものであり、様々な現場で判断基準として利用されています。

電線同士の接続については特段の規定はなく、日本産業規格(JIS)の「JIS C 2805」を参照するように記載がありました。

しかし電線と器具の接続については3102-6にて「器具端子が押ねじ形、クランプ形、差込形である場合を除き、直径3.2㎜を超える単線又は断面積5.5㎟を超えるより線にはターミナルラグをつけること。」となっています。

ターミナルラグとは圧着端子類のことです。また、この文は条文を簡単にまとめていますので、詳細は内線規程を見て下さい。

これからは条件はあるものの、単線への圧着端子の取り付けを指定しています。

日本産業規格(JIS)では?

日本産業規格(JIS)で圧着端子は、「JIS C 2805」にて規格されています。

その中では、「電力用機器内部及び機器相互の配線に用いる軟銅のより線又は単線の電線を接続するために用いる」と記載がありました。

これを見れば、単線に圧着端子を使用するのは問題ないと思われます。

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結論

結論から言うと、単線に圧着端子を使用するのは問題ないでしょう。しかしこれは一般的な法律や規格上、問題ないと言うことです。

会社や組織などのルールでは、使用できないとしているところもあるかもしれません。そこら辺は柔軟に対応しましょう。

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まとめ

  • 単線に圧着端子を使用しても大丈夫
  • 規格的には「JIS C 2805」に記載がある。

今回は前々から疑問に思っていた事について、調べてまとめてみました。同じような疑問を持っている方も多いかと思います。

この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。

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