どうもじんでんです。皆さんは電動工具のメーカーはどこを使っていますか?最近では海外メーカーなんかも人気ですね。しかし汎用性などを考えると国内メーカーが良いですね。
人気No.1はやはりマキタかと思います。しかし最近、勢いがあるのがハイコーキです。ハイコーキの電動工具は、私のイメージでは大工さんに人気があるように思います。私の電気界隈ではあまり使用している人は見かけません。
私も今までは、ハイコーキの電動工具はペンドラくらいしか扱っていませんでした。しかし今回、初めてハイコーキのインパクトドライバーを購入しました。他メーカーと比較しながら紹介していきます。
インパクトドライバーの選び方は、こちらの記事もご覧ください。
ハイコーキのコードレスインパクトドライバWH36DC
ハイコーキは昔は、日立工機の名前でHITACHIブランドとして販売されていました。しかし2018年6月に会社名が工機ホールディングス株式会社となり、電動工具ブランドもHiKOKI(ハイコーキ)となりました。いまだに日立工機の方が馴染みがある方も多いでしょう。
ハイコーキは最近はプロモーションに力が入っており、ホームセンターなどで目にすることが多くなりました。またAmazonでも頻繁にセールがされており、比較的お手頃価格で購入することができます。
私が今回、WH36DCを購入したのもセールで驚くくらい安くなっていたからです。
今回紹介するWH36DCは、ハイコーキの電動工具の中でハイエンドモデルとなる、36Vバッテリー対応のインパクトドライバーです。
ハイエンドモデルなだけあって、最強クラスの性能があります。ですが正直なところ、インパクトドライバーの性能は18Vクラスで充分です。しかし他の電動工具のことを考えると、これからは36Vクラスが主流になるでしょう。今から揃えるなら36V一択です。
電動工具のバッテリー電圧の選び方は、こちらの記事もご覧ください。
そんな感じでWH36DCを選びました。
WH36DCをおすすめできるのはこんな人です。
- これからハイコーキの電動工具で揃えようとしている人
- 最強クラスのインパクトドライバーが欲しい人
- 安くて性能のいい電動工具を求めている人
総合評価
製品名 | コードレスインパクトドライバWH36DC |
---|---|
総合おすすめ度 |
項目 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
サイズ | 36Vクラスにしてはコンパクト | |
重量 | 36Vなので少し重い | |
操作性 | ボルトモード搭載 | |
付属品 | 収納ケースがコンパクト | |
性能 | 最強クラスの性能 |
※評価については、他メーカーの同等クラスの製品との比較や、個人的な主観を元に点数を付けています。
スペック
製品名 | コードレスインパクトドライバWH36DC |
---|---|
最大締付トルク | 200N・m |
回転数 | ソフトモード 0~900min-1 パワーモード(デフォルト) 0~3400min-1 パワーモード(カスタマイズ) 0~(1900~3600)min-1 ボルトモード(連発、単発) 0~2900min-1 テクスモード 0~3700min-1 |
打撃数 | ソフトモード 0~2000min-1 パワーモード(デフォルト) 0~4100min-1 パワーモード(カスタマイズ) 0~4100min-1 ボルトモード(連発、単発) 0~4100min-1 テクスモード 0~2200min-1 |
サイズ | 116×241×29㎜ ※BSL36A18Bのバッテリー装着時 |
重量 | 約1.6kg ※BSL36A18Bのバッテリー装着時 |
適合バッテリー | BSL36A18BX BSL36A18X BSL36B18BX BSL36B18X BSL36A18B BSL36A18 BSL36B18B BSL36B18 BSL36C18 |
※抜粋して記載しています。詳しくはメーカーのサイトなどをご参照ください。またスペックの一部は実測値を記載しています。
最強クラスの性能
WH36DCは36Vバッテリーを採用し、ハイコーキのインパクトドライバーの中で最強の性能があります。またマキタハイエンドモデルと比較しても遜色ない性能があります。
インパクトドライバーの性能で大事なのが最大トルクです。WH36DCはなんと最大トルクが200N・mもあります。最新の18Vクラスのインパクトドライバーでも180N・mなので、そのパワーが分かるかと思います。
マキタの40Vmaxシリーズの最新モデルでは220N・mとなっているので、比較すると少し性能は低いですね。しかし充分、最強クラスの性能があるのは事実です。
高性能のメリット
私の見解としては、インパクトドライバーに36Vクラスの性能は不要と思っています。そんなに最大トルクを必要とする場面があるのか疑問です。
しかしだから全くもって意味がないかというと、そうではありません。
トルクが強力なことで、締付けスピードが早くなります。締付けスピードが早くなれば仕事も早く終わります。ただし、強力なトルクなので慣れは必要です。
強力な最大トルクを必要とするよりは、より早く締付けたい人にWH36DCをおすすめします。
高性能なのに本体はコンパクト
強力なインパクトドライバーほど、本体が大型で重くなります。ある程度は仕方のないことですが、現場での使用を考えるとなるべく小型で軽い製品が良いですよね。
WH36DCは36Vクラスのインパクトドライバーの中でも、比較的コンパクトな仕上がりになっています。
ヘッドの長さは114mmと、業界最短と謳われています。
現時点で最新のマキタの40Vmaxのインパクトドライバーは、119mmとなっているので5mm短いですね。まあ5mmなので誤差の範囲と感じる人もいるでしょう。
18Vクラスと比較しても、ほぼ同じ長さとなっています。36Vでも使用感は18Vと同じと言えます。
ただし重量については、18Vクラスと比較すると重くなります。WH36DCの重量は36V-2.5Ahバッテリーを装着した状態で1.6kgです。マキタの40Vmaxと比較すると同じ重さですが、18Vクラスでは1.5kgとなっています。
しかも18Vクラスのバッテリーは容量違いの種類が豊富で、容量が小さいバッテリーを選べば、更に軽くなります。しかし36Vクラスでは、軽量化できるようなバッテリーの選択肢は少ないです。
重さについてはWH36DCに限らず、36Vクラス全体的に言えるデメリットですね。
Bluetoothで自分好みにカスタマイズ
最近の電動工具はBluetoothに対応したものが増えています。Bluetoothに対応して何ができるのか疑問に思う人も多いでしょう。
Bluetoothでスマートフォンに接続して、専用アプリにて様々な機能が使えます。
ハイコーキでは下記の機能があります。
- 工具のカスタマイズ
- 工具・バッテリーのリスト管理
- 製品情報確認確認
ハイコーキではバッテリーにBluetoothが内蔵されているモデルがあり、そのバッテリーと対応工具を接続すると、上記の機能が使用できます。
WH36DCもBluetoothに対応しています。
工具のカスタマイズ
工具のカスタマイズ機能では、回転数やスイッチの遊びなどを調整することができます。自分好みの使用感にしたり、作業に応じた設定にしたりできます。
これまで慣れや使用者の熟練度に左右されていたものをアプリで変えられるのは良いですね。
設定はリスト登録できるので、作業ごとに設定を作っておけば簡単に切り替えられます。小さいネジを扱う時は、回転数を低くするなんて設定も良いですね。
WH36DCでは次の要素の調整が可能です。
- スイッチの遊び
- 最低回転数
- 最高回転数
- ソフトスタート
- 低速域の幅
買い替えの場合は、設定を変えることで以前、使用していたインパクトドライバーの使用感に近づけることができます。買い替えたら、なんか使用感が違って使いづらいなってことが解消されます。
実際に設定を変えて試してみましたが、見て分かるほど変化します。
工具・バッテリーのリスト管理
アプリのもう1つの機能としてリスト管理があります。
リスト管理では、購入した工具やバッテリーをアプリに登録して管理できます。個別に名前を付けたりして管理できます。
登録される内容としては、下記のものがあります。
- モデル名
- 製造番号
- 登録日
- 最終接続日
※接続する工具によっては、内容が若干違います。
私としてはリスト管理するなら、製造年月日なんかも取得か登録できると良いなと思いました。
外観もカスタマイズできる
WH36DCはBluetoothで中身をカスタマイズできますが、外観も少しカスタマイズできます。
カラープレートというものが別売りされていて、5色展開されています。
本体カラー(5色)×カラープレート(5色)で25通りになります。本体は期間限定色もあるので、更に増えますね。
これだけあれば他の人と被ることは少ないでしょう。ぱっと見で自分のインパクトと判断できますね。
カラープレートは画像のようにフックと合わせて装着することもできます。
ケースがGOOD
今回、私はWH36DCのフルセットモデルのWH36DC 2XPSZを購入しました。商品が届いて最初に感じたのが、ケースの小ささです。
えっ小さくないと、パッと見で分かるほどコンパクトでした。中を見ると無駄なスペースが無く、キッチリと詰まっています。
ケースにはWH36DC本体とバッテリー2個と充電器が収納できます。
また天面には別空間で収納部分があります。この部分も仕切りが豊富で、深さも様々で文句なしです。
ケースとしての機能は、他メーカーと比べても遜色ありません。
ハイコーキのケースのサイズは299×353×121.5㎜で、マキタのケースのサイズは300×360×120㎜です。
※マキタのケースサイズについては公式情報を見つけられなかったので、ネット上の実寸の情報を引用しています。
こうして数字で比べるとあまり大差無く、少しハイコーキが小さいかなくらいです。しかし持った感じと見た目は、ハイコーキの方がはるかに小さく感じます。
ケースの好みは個人差が大きいですが、コンパクトなケースを求めている人にはおすすめです。
まとめ
- WH36DCは最強クラスのインパクトドライバー
- 最強クラスなのに本体はコンパクト
- Bluetoothで使用感をカスタマイズできる
- ケースの作りがコンパクトでGOOD
WH36DCは初めてのハイコーキの電動工具でしたが、意外と良いなと感じました。
バッテリーの汎用性では、現状はマキタに劣っているかもしれません。しかし最近ではよく新製品が発表されており、負けていないと感じます。
またキャンペーンに力が入っており、割と安価に購入できるのもポイントです。これから電動工具を揃えようとしている人には、経済的におすすめできます。
皆さんもハイコーキの電動工具を選んでみてはいかがですか。
この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。
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